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ワルシャワで弁護士になる計画を捨て、法科大学院を中退してDJになった女。

彼女の名前はVTSSことMartyna Maja。テクノ、エレクトロニカ、EDMのミクスチュアということになるかしらん。ポーランドでは彼女は必ずや東ヨーロッパのみならず西側でスターになれると絶大に期待されています。なお、ポーランドにはNATOの軍事基地があって、いままさに戦時下の緊張があります。


いま彼女はベルリンを拠点に、キャリーカートにレコードを詰め込み、洗顔用品、保湿剤、アイクリームを詰めたポーチを持って、さまざまな都市のクラブイベントに出没し、喝采をさらっています。


Martyna Majaの好きなものは;コーラゼロ。スカンジナビアの人々。ヴィーガンラーメン(担々麺)。甘草風味のお菓子。貂。草木。ポーランド伝説のドラゴン。Wake-up サプリ。スネアドラムの音。マナー。鎖。

Martyna Majaの嫌いなもの:電子音楽への(あまりにも)真剣なアプローチ。肉。宗教。テクノバッグ。バックパック。恩知らずの人々。他人の成功に対する嫉妬深い態度。


「あなたにとって21世紀のヒッピー/ヒッピーは誰ですか?」と訊ねられて、Martyna Majaは答える。


「まさかこんなことになるとはおもってもみませんでした。半年前にベルリンに引っ越して来て以来、アパートを6回変えました。いまは友人の親切に甘えたり、ホテルで寝たりしながら遊んでいます。でも、最近わたしは悩まなくなりました。わたしは緊張しなくなって、たぶんわたしはしあわせになりはじめたからでしょう。」




ベルリンにはボヘミアンな気風がいまなお残っているらしく、しかも Berghainなんてクラブもあって楽しそうですね。

https://www.berghain.berlin/en/

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