電子回路の昭和からの変遷
昭和の物作りには
経験的なモノの力
が大きく影響していました。しかし、令和の今では
技術として明確なモノの力
が大きくなっています。
私は、昭和の四十年代に、アマチュア無線に興味を持ち、大学は通信工学科に進み「電子回路」について、学びました。当時の回路の技術は
個別のトランジスタなどを利用
する段階です。そこでは
部品のバラツキを現物対応で調整
する作業が、普通に行われていました。一方、設計の支援に関しても
計算尺での計算から電卓に移行
と言う時代でした。そのため
主要部品の回路定数での性能計算
程度の見通ししか出来ませんでした。
一方、現在の技術は
電子回路の主体は集積回路
です。この場合は
個別部品のバラツキを押さえる回路設計
が可能になります。逆に言えば
現物対応の修正など難しい
状況です。
また、設計補助には、高機能パソコンなどが使えるので
主要回路定数だけでなく
寄生的要素まで考慮したシミュレーション
が使えます。
こうして
昭和の個人技での修正が
令和は技術として机上で計算
と変化しています。
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