現実対応の訓練としての問題演習
前に
西田哲学の実戦応用|鈴木良実 (note.com)
を書きました。そこで、複雑多様で変化する現実に対して
西洋文明で得た理論知識を活用し
現実に起こる問題を説明したり
将来の予測を行う
という姿勢について述べました。これは、実践的な知識活用として、大事な姿勢だと思います。
さて、ここで見方を変えて、私たちの学習について、考えてみました。つまり
得た知識の使い方を学んだか?
という疑問です。
これは、逆に言えば私たちの、学問姿勢の問題でもあります。つまり
試験でよい成績だけ
自分で意味を考えない
だけの勉強だったのではないでしょうか?
確かに、工学などの分野では
電磁気学からアンテナの設計
などの実用を教えてもらいました。しかしその場合でも
理想的な条件での話
現実に造るときは経験者に従う
という感じで
複雑な現実に向き合う
具体的な方法は、身に着けていなかったように思います。
しかしながら、見方を変えれば
基本法則ー>問題演習
という形での
具体化の道を延長
していくことで、現実化への力を、拓くことができるのです。
例えば、法律に関して言えば
憲法の精神で刑法など主要法律
さらに具体化した法律ができ
その法律の施行令・施行規則
という展開を読むことで、具体化の流れを読んで生きます。この上で
具体的な判例
を読むことで、法律の実世界での適用が見えてきます。
一方、経営学などでは
人間の特性から
行動原因を説明
という形で、現実の切り取り方を学びます。
このように考えて
学問知識の実用
を試みることも大切だと思います。
特に
一般法則の具体化訓練としての
問題演習の大切さ
を考えるべきでしょう。
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