二つの読み方
本の読み方には、大きく分けて、以下の二つの方向があります。
論理的に情報を得る
その世界を体験する
1.の論理的な情報を得る方法は、客観的な情報を、意識の世界で読み取ります。これは、理性的な活動です。しかしながら、この活動は
理想的な状況での話
であり
例えば
地図の上での話
です。
2.の世界体験は、主観的に感じるモノもあり、心すべてで感じます。これは
心の底から納得
できる場合もありますが
上手く言葉で説明できない
欠点があります。
両者の利点と欠点を知り、できれば両方の読み方を行うべきだと思います。
特に、世界体験の読み方の訓練を、私達はあまり上手く受けていません。学校の国語教育でも
登場人物に共感しろ
感動しろ
等と言われるだけと言う経験の人も多いでしょう。
一方、メディアの進歩は
小説の映像化
等を通じて、その場面を与えてくれます。こうした、与えられる経験が多くなると
自分で見出そうとしない
様になります。これが現在の問題点ではないかと思います。
自力で想像し思いやる
この力が大切ではないかと思います。
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