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力のある呟き

Twitterの上で、大事な問題提起がありました。

なおこ先生👶キンダーカウンセラーさんはTwitterを使っています: 「心理士(師)が書く140文字より、自称カウンセラーが書く140文字の方が受けがいい。カウンセリングやセミナーの類も然り。 という現実に、私達心理士(師)はどう向き合うべきか。」 / Twitter

この問題に対する一つの回答は

「良いモノが、売れるはず、と言うのは思い上がり。買い手の必要を見て提案する。この必要性を会社では若手に叩き込む。」

ですが、この話には、これだけではありません。一歩踏み込むと

「但し、倫理ガイドラインを守る。悪影響を考える。などの制約で、短く呟く場合には、ドギツクかける人種には負けるでしょうね。」

と言う問題があります。つまり、公認心理師や臨床心理士には、倫理綱領での縛りがあり

発信内容には慎重になる

傾向があります。例えば

「私の面談で、クライアントはこの様によくなった」

等は、守秘義務も絡み、書くことは難しいのです。これは特に、良心的な人に多いです。また、過剰な期待を抱かせる発言、これも禁止事項です。

そのように考えると

免許もなく縛りのない人

は自由に書けるので、なおこ先生が嘆く状況になります。

この問題に関しては、地道に

カウンセリングの効果と危険性

を皆に知ってもらうように、情報発信を団体や、指導的立場の人が行うべきだと思います。特に指摘しておくべきとは

資格保有者は不適切行動で処罰

と言う危険性があると言うことです。つまり

不適切の淘汰

があるのが、資格の大事な点です。これを多くの人に知ってもらうべきでしょう。

さて、この問題のもう一つの側面は

Twitterの140文字制約

の問題です。ここでは、どうしても話が、例外を認めない言い切りなど、極端になります。一方

反射的な発言

も140文字なら直ぐに書けます。昔の、ブログしかない時代なら

まとまった文章を考えて書く

と言う制約がありました。これが無くなって、発信のハードルが下がったのが、今のSNS社会です。もっと言えば

ついている画像が目立つ

だけで、読者がついてきます。スマホの写真につぶやきを加える、これで簡単に発信できる世界です。

しかしながら

しっかりした議論には
つぶやきにも土台が必要

だと思います。数百文字の小論を書いて、そのまとめをつぶやく。こうした底力が必要ではと思いました。

なお、前に書いた小論も参考になると思います。
つぶやきは、それだけでは不安定です。

知識は正しく使えないと危険|鈴木良実|note

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