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知識は正しく使えないと危険

皆さんは、学校で学んだ知識などは

正しいモノ

と考えているでしょう。近頃の歴史学などでは

教科書の間違い訂正

が出ますが

数学や物理学は真理

と言う風に信じている人が多いと思います。しかしながら

物理学の現実への適用は注意が必要

なのです。なぜなら

物理学の法則は理想化した条件で成立

しています。一方現実には、色々なモノが絡んでいます。そこでうかつな発言をすると叩かれてしまいます。一例を挙げますと、昔ある物理の教科書に

「重い球などはない。同じ質量なら重力も同じ。」

と書いた先生がいました。しかしながら、野球の選手は

「XXの球は重い。普通ならスタンド入りがフライになった。」

等と言います。この理由は

物理学は、大きさと構造のない『質点』の間の、
変形しない『剛体』の衝突という、
理想的な状況で考えている。

からです。しかしながら

「ボールには内部の構造があり、
バットのボールの接触も、
単純な剛体衝突ではない。」

と言う現実のため

「重い球は存在する」

と訂正されてしまいます。

こうした、現実や経験からの攻撃に対して

理論の成立条件を深く考えていない人

は、説明力や反論する力がありません。こうした人は

学歴はあっても知恵は無い

と潰されることが多くあります。

この問題を一般化すると

知識は使い方や限界を知らないと
持っていても邪魔になる

それどころか

使い方を知らない知識で自滅

もありえます。

です。これと関連して

知識の伝達と
その使い方
特に限界や成立条件
は別モノ

にも注意しないといけません。

理想的な条件で記述された知識は、それだけでは

不安定

なモノであることに注意してください。

ただし、これで萎縮して

何も言えない

人間となっても困ります。

知識の活かし方を苦労して掴んだ

人財が、これから必要になってくるでしょう。

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