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確かさの評価

数学のような厳密な論理でなく、現実の問題に対応する場合には、確かさをキチンと評価する必要があります。

まずは、理由の裏付けの評価です。理由として挙げたモノが、受け手に納得されない場合には、その裏付けまで踏み込む必要があります。こうした

懐の深さ

が、現実的な問題解決には必要です。

次に、確実度の表現法です。「多分~~」「~~でしょう」などという曖昧表現は、日本人的な礼儀、と言う側面もありますが、論理的な文章では、キチンと意味づけて使うべきです。

なお、不確実さをコントロールするため、反対側からの議論、今の主張の例外や限界を明確にしておくことは、信頼性を増すことになります。

さて、今まで書いたように、現実の問題に対する論理は、定義のしっかりした記号による厳密な論理と違います。この特徴は

言葉の意味の含みや多様性

の効果です。このように考えると、厳密で形式的な論理は、使える部分が限られています。

しかしながら、できるだけ「厳密な論理」で表現する努力は必要です。こうした、厳密な議論で、部分的に検証する効果も、確実性を増すために有効です。

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