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ナゼ社会学の実用化か?

このnoteで、何回か

社会学の実用化

について、書いています。今回は、ナゼこの問題を考えるかを明らかにします。私の会社生活を振り返ると、この問題の大切さが、色々な事例で見えてきました。

まずは、ソフトウエア技術者の時代では

お客様利用状況とその周辺環境
そして
社会の動向など

が影響することが多くありました。初期の発想は

技術者として何ができるかを
答えればよい

と言う、受け身的発想でしたが、これだと

仕様不十分で変更

と言うトラブルに見舞われました。そこで上に書いたように

お客様の利用状況
さらに将来動向

まで考えて、提案したり、打ち合わせをするようになりました。

さて、もう一つの話は、管理職としての考え方です。私自身は、元いた技術部門から、総務部門に転身しました。これは、結果的には

上手く逃げた

といえるでしょう。確かに、元部門に残り、課長か部長になれば

生涯給与ほもっとある
しかし
あるレベルで無能を示す

状況になったと思います。

さて、私の元いた部門は、どのような運命をたどったのでしょう。結論は

技術進歩は吸収したが
その使われ方を見抜けず
リストラ対象部門になった

です。この部門で

技術開発部門はあったが
社会の動向を考えるスタッフは不在

と言う状況でした。そこで

技術変化による社会変化
を見抜けず
十年単位の市場変化を描けない

ために

二十年前の高収益部門がお荷物部門

となってしまいました。

私自身が、元の部門に残ったとしても

このような社会変化を見通せない

無かったでしょう。

しかし、会社を定年退職した後

ヴェーバーの著作などを読み
社会学の方法論を知る

ことで、解決の切り口が見えました。こうした、方法論について知ることで

社会のモデル化の方法ができ
その上で将来予測

の可能性が見えてきました。こう言う経験から

社会学の実践利用

を、現役の経営管理職そしてスタッフ達に、考えて欲しいと思います。

#経営者 #スタッフ #将来予測  


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