機械文明の基礎は中世の時計
西洋文明は、17世紀のガリレオなどの発見から、18世紀のニュートンの理論的完成による
物理学を基礎とした機械文明
に支えられています。
こうした物理学の成立については、古代ギリシャの哲学とローマの法の発想が、大きな影響を与えています。特に
ユークリッドの幾何学
プラトンのイデア
による、抽象化・理想化は物理の理論構築に大きく貢献しました。
科学革命成功理由|鈴木良実
西洋文明の武器 抽象化|鈴木良実
しかしながら、西洋でこのような物理学が成立した理由は、もう少し考えるべきだと思います。
私は、ヨーロッパに於いて
中世でも機械式時計が普及
時計の歴史 - Wikiwand
に注目しています。
つまり、ガリレオなどの前に
既に歯車などを使う機械式時計
が出来ていました。
これは
イデアの抽象化の実例
と考えることも出来ます。
こうして
理論の実現
を見ることで、より一層
理想化した理論作り
が進んだと思います。
日本や中国の時計は、凝りすぎて、抽象的な割り切りに至らない、これが日本や中国での、物理学発見を妨げたのではと思います。