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他人の動機付け

はじめに

私は、社内の人材育成に携わりました。そこでは、新入社員の動機づけも大切な仕事です。また、管理職の研修も行い、そこでも動機付けが大きな問題になりました。さらに、私自身が管理職として、部下の動機付けについても、少しばかり工夫しました。

私の経験が、働いている方々の、お役に立てば幸いです。

新入社員向け

新入社員に対しては

今までの学校価値観
から
視野を広げさせる

を優先します。私自身にあった

研究第一
成績第一

などの学校価値観から

物作りの楽しさ
関係者の感謝

などに目を向けさせます。また

社会貢献としての納税
利益を出すことは善いこと

という教えも必要でした。これは、マルクス主義的な教育で

企業の利益追求は悪い

という先入観を持った子たちが、一定数いたからです。彼らは

社会貢献活動が大事

と言いますが、福祉行政の原資として、税金の果たす役割を見ていない人が多いのです。もう少し言えば

大学までは税金で補助されていた
(大学の運営にも多額の税金投資)

という状況にも、目を向けていないのです。こうした見方を変えることで

働く意義を見出す

これが一つの動機付けです。

なお、もう一つ

できる可能性

を示すことが大切です。これは、前に書いた
新入社員向け講話の一案|鈴木良実 (note.com)
が一例です。

部下に対して

部下を持つ立場では、部下の動機付けは、重要な業務です。私は、リーダー的な立場や、管理職の立場で、常に動機づけを優先して考えていました。

そこで注意したことは

  • 視野を広げてやる

  • 適正に評価し褒める

  • 意見を聞く

です。視野を広げる考えでは

仕事の成果がエンドユーザーに役立つ

ことなどを教えます。また、研修センターの運営をしたときは、カレーうどんを出した、料理人に

利用者がスーツなどで食べることを考え
飛び跳ね対策にレンゲを付ける

等の指導も行いました。なお、この時にも

カレーうどんはおいしい

と適切に評価しています。その他、現場での意見を色々聞き

新人パートの働きを他のパートに聞く

等で、皆を大事にしていると伝えました。

管理職に対して

今時の問題として

管理職になりたがらない

人がいます。その一部には

責任があるが報いがない

と言う人もいますが

今の仕事を他人任せられない

と言う人も多くいます。こう言う人たちに対しては

貴方よりもっとひどい課長が来たら

と脅すのが一つの論法です。悲しい話ですが

課長になりたい人はいる
但し
ふさわしい力がない

と言う状況が多いのです。そこで

自分が変わることは可能
部下の育成もできる

と言う風に考え方を変えさせる。こうした動機付けも大切です。

また、視野を広げて

管理職の権限でできること
理想の組織作り
将来投資の決断

等に目を向けさせ、こうした

従来の仕事でできない成果での喜び

を伝えました。

まとめ

相手の立場により、伝え方は違いますが

視野を広げて
仕事の喜びを伝える

動機付けは、出世や報酬増による動機付けより、上手く働きます。

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