マガジンのカバー画像

復縁

23
運営しているクリエイター

2020年6月の記事一覧

衝撃の一言

前職の社長から「会社やってみないか?」と言われている話はちょくちょく話ていた。
それで私の反応を見ているんだなというのも分かっていた。
いつもは「そうなんだ。それでどうしたいの?」と聞くと、「断ってるんだけど、会う度に言われるんだよね」という会話で終わっていたので、そこまで本気ではないだろうと思っていた。

しかし式場の帰り道、「結婚するなら稼げた方がいい。会社やってみようかと思う」と初めて自分の

もっとみる

式場見学

彼が選んでくれた式場は素敵でした。
結婚式当日のリハーサルで聖歌隊が演奏している場に立ち会え、美声がチャペルに響き渡り素晴らしくて涙を堪えるのに必死だった。
「結婚式泣いちゃうよ~」「感動するね」なんて言い合っていた。

プランナーさんと色々決めていく時に事件は起こりました。
私は入社以来同じ会社に努めているので式には会社関係の人達を大勢呼ぶ。
彼は転職したばかりで、長年勤めていた前職でお世話にな

もっとみる

従順な彼

結婚へ向け、これからのことを話し合った私達。
しか~し!
どこまでも噛み合わないのである。

「ゆっくり寝たいから寝室は別がいい」という私に対し、「新婚さんてYES/NO枕で今日はどう?」ってラブラブするもんじゃないの?と真顔で答える彼。

「お小遣い制でいいよね?月いくら使ってるか内訳出して」と半ば強制する私に対し、
「お互いお金出しあっていこうよ。共働きなんだし」と言う彼。
「妊娠したらどうす

もっとみる

プロポーズ

彼とは友人期間もあり長くお付き合いしていました。
言いたい事も言い合えていいコンビだと思っていたので、順調にお付き合いに発展しましたが、距離が縮まる次第に伝えたい本音に蓋をしていました。

長く付き合って35歳にもなればそりゃ結婚を意識する。
だけどなかなかプロポーズされない。
当時の私はプロポーズは男性からするものと思っていた。

これは後に聞いた話だが、「プロポーズ断られたらどうしよう」と思っ

もっとみる

彼の勇気

自分の思い通りのプロポーズではなかったので、
もう一度プロポーズする気はあるのかとりあえず確認。
「あれでも自分は精一杯だった」
「普段飲まないお酒の力を借りてでないと言えなかった」

あぁ、確かに告白する時も彼はそうだった。
私達は仕事帰りのクリスマスイブに食事に行く約束をしていた。
普段飲まないお酒を4、5杯飲んだだろうか。
意を決して出た言葉が「俺達付き合ってみる?」だった。
その時も私は「

もっとみる

失ってから気づく

こんにちは、すずです。
ひとつの恋が終わった時、あなたはどんな心境になりますか?

やっぱり悲しいよね。
うんうん、泣きたい時は思いっきり泣いていいよ。
私も彼と別れた時、これでもかってくらい涙が止まらなくて、
電車に乗ってても自然に涙が出てくるし、仕事中もウルウルしだして大変だった・・・

そして、「あの時、こうしてたら」って想いが沢山出てきました。
それだけ「本音」で接してなかったってことよね

もっとみる