190802_花火

隅田川の花火が見えるあの部屋で料理をする楽しさを覚えました。

今では朝晩の家の料理をほとんど作る店主(主夫歴11年)。

元々料理をしていたかというと、全然でした。

上二人が双子の姉だったこともあり、母親不在の時も姉が料理するのを待つ始末。

大学も実家から通っていたので、自炊の必要性もなく、炒め物くらいは作れるかな、ってなレベルのまま大学を卒業しました。料理の経験は学校での家庭科の授業がメインだったかもしれません。


24歳で社会人になって、東京で独り暮らし。

で、自炊を頑張ったかというと、正直あまり記憶がありません。

仕事が忙しかったので、外食や中食(お惣菜)で済ますことが多かったと思います。

そんな私が料理に目覚めたのが、8月の隅田川の花火大会の日。

東京で最初に暮らしたアパートが隅田川から1キロほどの距離にあり、屋上から隅田川の花火大会が見える好立地。

友人を誘って花火を愛でようと計画し、せっかく来てもらうんやから料理でも振舞おうと、料理本片手に当時の彼女(今女房)と一緒に作ったのが本格的な料理始めでした。

ちぢみ(韓国風お好み焼き)や出汁巻を含め、5-6品を作った気が。

この時呼んだ友人が「おいしいなぁ」ってほめてくれたのが料理っていいかも!、と思うきっかけです。

きっと花火という最高のつまみがある中で、「楽しいな」が「おいしいな」に変化したんやと思いますが、それでも料理を含め、もてなす楽しさに目覚めたのでした。


その後2回、夏の隅田川の花火大会でのおもてなしは続き、回を重ねるごとに料理も手が込んできて、楽しくなってきました。

さらに、次に住んだアパートは6畳二間でキッチン付。

奥の部屋が寝室にし、真ん中の部屋を「居酒屋スペース」として、毎月のように友人・知人を呼んで、ホームパーティ(飲み会)を催しました。

飼い猫有紀之介の名前をとって、「居酒屋ゆきのすけ」の月1開店。

会費2000円。10人も集まれば軍資金2万円。

築地市場で新鮮な魚介類を仕入れて手巻き寿司パーティしたり、きりたんぽを手に入れた時はちゃんと鶏ガラから出汁とったり。ハイキングを企画し、早朝からおにぎり20個にぎったり。


というわけで、友人の「おいしいね」の一言に乗せられ、料理を食べてもらう楽しみに目覚め、今日に至ります。

やっぱり褒められる体験って人生を左右しますね。

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