子どものいる空間は
子どもらがまだ小学校に上がる前。
出張で女房がいない土曜日は、自営業の気安さで、子どもたちを店に連れてくることがありました。
店や店裏で遊びまわる子どもたち。そんなわが子たちを、来店されたお客さんは顔をほころばせながら見守ってくれます。
お客さんによっては、子どもらがいないと、「あれっ今日はいないのね」と、がっかりされる方も。「子どもがいるとなんか店が明るくなった気がするわねぇ」という方もいます。子どもが持つパワーが場の空気を明るくしているのかもしれません。
2004年のスマトラ沖地震に伴う大津波で、被害を受けたスリランカに赴いたお坊さんにこんな話を聞いたことがあります。
当初、がれきの山に途方に暮れていた大人たち。しかし、そんな中でも遊びまわる子どもたちの姿を見て、一人また一人と大人たちが立ち上がっていったと。
生命力の塊のような、子どもたちのパワーと無邪気な笑顔。それが再び大人たちに生きる力を与えたのでしょうか。
少子高齢化の現代。いわゆる老人ホームがどんどん建っていきますが、保育園と併設しては、と思います。日々、子どもらと触れ合うだけで、元気に長生きできそうです。
あやとりやお手玉など昔の遊びを教えたり、おばあちゃんの知恵を新米ママ・パパに教えたり。結構楽しい空間になると思います。
インターネットで検索すると、保育園と併設の老人ホームも一部ですが運営されているようです。「保育」と「介護」は担当する役所が異なるため、なかなか一緒に運営となると制度的に難しいところがあるようですが、あらゆる年代の人たちが一緒に触れ合う空間があるのはとても大事だと思うのです。 (15/10/16の北海道新聞コラム「立待岬」の記事に加筆修正)
以前より、増えてきているようですね↓
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※店の冊子が電子書籍として出版されました。「子育て日記」も年度内には出版できればと。
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