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自分が家を建てるわけではないけれども、お金を出すかもしれない話。(1)

相続もとい争族の原因にもなりかねない、二世帯な住宅に巻き込まれていくかもしれない話です。「二世帯住宅」と称するものにはたぶんならないのであえて「二世帯な住宅」と記述します。

2級フィナンシャルプランニング技能士持ちの自分ですが、「うわ、面倒が生じそう」な事案で、すでに面倒な経験もしているので、さらに面倒に巻き込まれないように進めていかねばなりません。

これなら二世帯な住宅をご検討の方の、いい意味でも悪い意味でもどちらかでも、参考になればうれしいです。

まず、はっきり宣言しておきましょう。「安易に二世帯住宅を建ててはだめです。」「二世帯を解消するときのことを常に考えておきましょう。」 

概要

土地は同居親族名義のもの。ただし、完全分離型の二世帯住宅なんて無理無理な土地の広さ。
建物の資金を出すのはたぶん自分だと覚悟している。土地代の準備がいらないという点ではラッキー。
関係は悪くないと思うけれども、何が起こるかはわからない。
機能(設備とか省エネ性能とか)や必要な広さは希望を満たしつつ、シンプルな作りで経費控えめコースでエコノミーなご予算でお願いしたい。
屋根裏暮らしでもいいので自分のスペースがほしい。

想定される面倒と解決策 - 資金面

共有名義とか、他人名義の土地の上に自分名義の建物を建てるとかをすると、後で揉めたときに物理的に分けることができない。(ケーキみたいに半分だけナイフで切るとか、建物だけどこかに持っていくとかはできない。)

自分は建物の所有権なんて興味ないし、いらない。(ただし贈与税の対象にならないように注意が必要。)

ということは、銀行の住宅ローンは借りられない。つか、信用とか年齢もそろそろ微妙なライン。

預貯金をかき集めたり、株を売り払ったりして、その資金を資金は貸す、住むのだから家賃は払う、貸した資金には利息をつけて返してもらう。贈与ではなく資金の貸借というドライな形にしたい。

想定される面倒と解決策 - 内容面

玄関も中身も完全に別々になっている言ってみれば「2戸のアパート」的な完全分離型の二世帯住宅は、土地が狭いのでありえない。(土地が十分にあれば完全分離型の二世帯住宅はありだと思います。距離が近すぎるという点は問題になる可能性はありますが、それでも、将来の状況の変化で、半分だけ第三者に貸せるという可能性があるからです。)

中途半端な「二世帯な住宅」にしたら手放すときに困る。(一般的でない間取り構成だと買い手がつきにくい。それでいて一般的な間取りのおうちよりも高いご予算帯になってしまうため。)

平凡な間取り構成 + 「1部屋多め・収納等多め」な、1世帯向けの住宅を目指す感じになりそう。また、土地は広くないので、半地下とかロフトとか駆使しないと、必要な広さの確保は無理。

進捗があれば次の記事という感じで不定期に書いていきます。

もしよかったら次回以降もおつきあいください。

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