作品遍歴 (by このバト文庫)

背景

 今回の記事は、すずりどり文庫に所属するメンバーの「人生で出会った作品」「人生や創作に影響を与えた作品」などを紹介するという目的のものです。裏事情としては、2020年5月の文フリでフリーペーパーとして作成される予定のものでした(が、文フリが流れてしまいましたので、noteで先行公開です。)
 年表形式でのフリーペーパーの予定だったので、(西暦)作品名(作者名)、という形で紹介しようと思います。実年齢がバレますね!
 おおよそ、一人あたり三作品の紹介となっています。このバト文庫の三作品紹介は以下の通りです。

(2000) ジョジョの奇妙な冒険 Part 6 ストーンオーシャン (荒木飛呂彦)

 ジョジョシリーズについては有名なので説明を割愛(!)するとして、世間ではシリーズ中でもなんとも評価が微妙な6部です。このバトにとっては、リアルタイムで追いかけたジョジョで、子供の頃に自分のお小遣いで買った最初の漫画コミックスだったりします。
 6部の良いところは多々ありますが、やはり変則的なバトルです。(悪く言うと「バトルや能力がわかりづらい」という評価もあります。)ジョジョシリーズって、基本的には旅をする話で、一番「冒険していない」部である4部でも町一つが舞台となっています。一方で6部の舞台は(後半はともかく)中盤くらいまでは刑務所という閉鎖環境です。閉鎖環境内でバトルが制限されたり、変なキャラが変な能力を使ってきたりします。これはどの部でも一緒か.....。でも、FF回の距離が離れると爆発する腕輪とか、キャッチボール回とか、謎ギミック謎バトルありまくりですよね。いや、謎ギミック謎バトルは別に他の部でもあるんですが......。
 気を取り直して、特に6部で好きなのは、やはり主人公のスタンド、ストーン・フリーです。3部のハイエロファントグリーンとかとは、また違った糸スタンドですよね。線が重なって平面、面が重なって立体になるとか。鉄格子越しパンチとか。2進数出力する謎プリンタとか。色々、応用がすごいと子ども心に思った記憶があります。大人になった今でも、欲しいスタンドの上位にランクインしてます。

(2006) 戯言シリーズ (西尾維新)

 もはや物語シリーズで有名な西尾維新ですが、そのデビュー作の戯言シリーズです。戯言シリーズをリアル中学生で読んで、高校受験シーズンにちょうど化物語をリアルタイムで読んだ記憶があります。そして、そのまま高校生で刀語シリーズを読み進めるという。
 戯言シリーズは前半はミステリ、後半はバトルというか西尾維新バトルというか、そういう作品です。個人的には、どちらも好きなノリです。そろそろ、こういう厨二なノリとか、能力バトルとか、もう一度、完全新作で出して欲しいものです。物語シリーズではなく。
 ところで、『りすか』新作はまだですか?...と思ってたところに、新作が出ました!

まだ雑誌連載ですが......うーん、買うべきか、単行本化を待つべきか......

(2016) 魔法少女育成計画 (遠藤浅蜊)

 このバト文庫の社会人生活をガチで現在進行形で支えている作品、魔法少女育成計画です。この作品に出会わなかったら、社会人2年目あたりで人の形を喪っていたでしょう......。めちゃくちゃ面白いです。めちゃくちゃ面白いので、全巻購入して、webで公開されている無料短編も全人類に読んで欲しいレベルです。
 しかし、いきなり全巻購入は難しいと思うので、まずはBlu-rayから購入しましよう。「ラノベとはいえ、忙しいから小説はちょっと......」という方も、アニメ化されているので、まずはアニメから入れます。どうでもいいけど、小説よりも安くなってるのか、Blu-ray......。ただ、アニメは本当にエピソード0という感じなので、絶対に原作を読むことをオススメします。巻を増す毎に面白くなるシリーズなので。シリーズ1作目が一番つまらない説もありますが、テンポよく進むのでぜひ。このバト文庫的にはシリーズ3作目(分冊込みだと4作目)の『limited』からが本当に面白くなってきますね。

最後に

いかがでしたか? 少しでも趣味が合うなぁと思った方は、上のリンクにあるように、短編とかをすずりどり文庫で書いてたりするので、ぜひお手に取ってみてください。よろしくです。





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