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パレットクラブ日記 第21回・JUN OSON先生の Instagram 講評

※パレットクラブスクール「イラストコース」(23期)の授業内容の備忘録です。過去の授業内容はこちら

オンライン授業が今週も続く。今回は、イラストレーターの JUN OSON さんが受講生の Instagram を見てくれるという豪華な授業だ。課題はなし。アカウントの体裁を整えたり、作品を追加したりして準備をした。

最近の気づき

パレットクラブで私はタッチの模索を一つのめあてにしているので、これまでの課題では様々な描き方でやりたい放題描いてきた。が、あまりにもバラバラすぎるため、上田三根子先生には「何がしたいのかわからない」「あまり迷わない方がいい」と言われ、加えて緊急事態宣言で数週間の休講(正しくは授業の延期)が入った。自分のイラストを見つめ直す時間がたっぷりできたわけである。うーん、私の描きたい絵って……。

今は毎日絵を描ける状況が嬉しくて、どんなタッチでもそれなりに楽しく描けている。その中でも一番描いていて楽しい絵はなんだろう。改めて考えてみたところ、しんどい時でも描いていると気持ちが上がってくるのは、女性のイラストなのではないかと思い至った。Instagram にも女性のイラストをアップし続けているが、まだ飽きる気配はない。ここは腹を括って、女性のイラストを極める覚悟をするか。できたら、大森とこさんみたいに素敵な女性を描けるようになりたい。そんなことを休講の間に考えていた。

床山の Instagram

https://www.instagram.com/suzuritokoyama_illust/

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2020年の8月から、Instagram では女性のイラストを中心にアップすることにしている。itabamoeさんのアカウントに衝撃を受けたのがきっかけだ。現在は、線画と塗りの絵を交互に投稿する形をとっている。今のところ、塗りのイラストの方が評価が少しいいようだ。先生はどのようなことをおっしゃるだろうか。緊張しながら PC の前で授業開始を待った。

JUN OSON さんの授業

前半は、先生がイラストレーターとして食べていけるようになるまでの歩みと、イラストレーターを取り巻く現状、今求められているイラストレーターとは、といったお話があった。

昔は雑誌に力があったので、イラストレーターはまずそこを目指したが、今はメディアを目指す時代ではない、とおっしゃっていたのが印象的だった。私は年初、2021年の目標として雑誌へのイラスト掲載を掲げたのだが、最近それはどうなんだろう?と思うようになってきた。女性誌を見ても、圧倒的に予算が足りていないことが見てとれるものも多いし、雑誌そのものより付録が重視されているような傾向もある。はっきり言って、今後も業界としてはしりすぼみになっていくような気がする。先生は「今は時代のスピードが速い。重要なのは疑うこと」とおっしゃっていた。自分の感覚と相談しながら、自分で考えて動くことが大切なのだと思う。

床山への講評

床山の Instagram に先生からいただいたコメントは、以下の通り。

・女性イラストは何十年も歴史がある。ちょっと違いを出せたらいいと思う。
・いろんな女性を描くという手もある。
・(私はアーティストタイプではない。広告のイラストをやりたいとお伝えすると)この方向で大丈夫だと思う。女性は問題なく描けている。
・今っぽい女性の描き方を研究していくといい。
・おしゃれであることが必須だが、+αがあってもいい。次に何がくるか考え続けること。それは一生続く。

イラストの方向性はOKと言ってもらえて、ホッとした。でも、女性イラストを描く人はうなるほどいる。そこで独自色を出していくには? これからずっと、考え続けなければならない。ちょっと気が遠くなりかけたが、せっかく進みたい方向が定まったのだから、がんばろうと思う。

他の受講生への講評でも、「Instagram は1つのトーンで揃っていなくてもいい」「ポップであればあるほど見てくれる人は増える」と先生独自の考えを聞くことができた。Instagram はポートフォリオとしての役割も大きいけれど、同時にイラストへの反応を探れる実験の場でもある。いろいろな女性を描いて、感触や方向を確かめていきたい。


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