見出し画像

素材がいいって最高だな。

久しぶりに祖父母の家に遊びに行った。
電話して家に行くことを伝えたとき「おいしいイタリアンのお店を予約しておくよ」と言われたが「家で食べたい」とお願いした。

おばあちゃんのご飯がとにかく食べたかったのだ。

用意してあったのは、とろろ蕎麦や鶏肉とアスパラなどを塩で炒めたやつ。
「これよ!これ!」と心が踊った。シンプルな味付けなのに丁寧に作られていて、愛を感じる。

そして、蒸しただけのかぼちゃとトマトもあった。
「え?味付けなし?」と思わず聞いてしまった。自分で作ったらいつもバターやドレッシングをかけて濃い味にしてしまうからだ。

とりあえず食べてみた。
美味しくてびっくりした。何も味付けしなくても野菜はこんなに美味しいのかと感動した。

私がよく行ってるスーパーは超激安スーパーなので、素材をそのまま食べようとすると正直美味しくはない…
だから味をつけて誤魔化して食べている。

美味しい野菜を買ったら、調味料もいらないし身体にも良いし一石二鳥じゃん?!逆にコスパがいいのではないかと思えてきた。

そうすると、この「素材が良い」が最強なのは食べ物に限った話ではないと考えた。

人だってそうだ。
美人はすっぴんでも最強だし、歌を歌うのも魅力的な声の持ち主は、尚良い。とか。
そう考えると落ち込んできたのだ。だって自分の素材は簡単には変えられないから。持って生まれたもの。

私たち人間は自分の素材をどう活かすか。
そして、自分の持っているものをどれだけ愛せるか。
これが大切なのではないか。

私たちは食べ物じゃない。だから大丈夫。
誰にも完璧なんて求められていなくて、自分にしかないものを輝かせていくことがキラキラ光る魅力につながるのだろう。

それにしても、オーガニックスーパーで300円くらいのあっまーいバナナが食べたいぜ。これも自分磨きと言い聞かせて。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?