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町中華が好きだ。

町中華が好きだ。少し触れるのをためらわれるくらい汚れたメニュー、
茶色に染まった手書きの品書き。店内の端々で歴史を感じる。

SNSで多くの人の目に留まるには、派手でインパクトのある見た目の料理が提供されることが必要と言われる。私は違和感を感じている。

町中華には料理の本質が詰まっていると思う。過剰なサービスはなく、気取らず背伸びをする必要はない。等身大の自分で料理を食らえる。
そこには大人も子供もない。ただ美味しいものを食べたいという純粋な欲求だけがある。

町中華はまさに情報過多な現代のオアシスだ。


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