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「目合ひ(まぐわひ)」について。

わたしは「対話」するのが好きだ。
対話することによって、相手の本質や自分の本質に触れたいと思う。
深く対話して本質に触れられた瞬間、己が身体から解放されるような幸せを感じる。
とても甘美な瞬間だ。

対話するときは、相手の目を見つめたい。
目はそのひとの本質が一番出ると、信じている。

相手のことを見つめると、わたしの目には相手が映っている。
そして、見つめ返してもらったとき、その目にはわたしが映っている。
目が合っている。
そして、その目はまさしく、鏡だ。
お互いにお互いを映し、また相手の目を通して自分を見つめている。

身体が触れていなくても身体の中に存在しているわたしとあなたで「まぐわっている」。そう感じる。
なんて、なんて甘美なんだろう。

わたしはその幸福な気分に浸りたくて、一緒にその感覚を楽しんでくれるひとを探している。(そして滅多に出会わない)

身体よりもまずは精神的に楽しみたいって、難易度高いのだろうか。
諦めるつもりもないけど。少し寂しい。

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