毎朝の指差呼称
安全確認ヨシ!
品質確認ヨシ!
報連相ヨシ!
毎朝繰り返し行われていた指差呼称です。
朝礼司会者の後に続いて、全員で声を出します。途中から朝礼司会者を全員でローテーションにしたり、今週のスローガンのようなものを決めて拳を挙げながら叫ぶということもありました。
そんな毎日していた指差呼称。その意味を考えてみたいと思います。
安全確認ヨシ
危険が伴う作業を行うには、入念な確認が大切です。入社したばかりの頃、工場勤務をしていくにあたって、クレーンや玉掛けの資格を取得しましたが、その際にも声をだして確認を行うよう教わりました。
でも、安全ってどうやって確認すればいいのでしょうか。長年の経験と勘で何が危険か熟知している人なら、意識せず安全を確保できるかもしれません。しかし、まだ経験の浅い私は、何が危険かということすらわからない時もあります。
安全かどうかを確認する方法や、その手段、確認するべきポイントなどを理解していない場合、全員が安全確認できているとは言えないのかなと思います。
品質確認ヨシ
品質についての記事で述べたように、自分の会社の品質がどんなものなのかわかっていないので・・・・ヨシではないです。
報連相ヨシ
「報告」「連絡」「相談」
社会の基礎ともいわれますが・・・本当に出来ているでしょうか。あるいは心掛けて行っている人は、一体どのくらいいるでしょうか。
未報告による後工程の混乱・・・
連絡不足で発生する手間・・・
”相談してくれればよかったのに・・・”という言葉
そんな場面を何度も見ました。
大事なことだとはわかっていても、出来ていない、やっていない状況の背景にはいったいどんな心理があるのでしょうか。
報連相ヨシなら片付く問題ってたくさんありそうです。
毎日何気なくやっていた(やらされていた)指差呼称
ちょっと考えただけでもその意味の深さに気付くと同時に、何の身にもなっていなかったことに気付きました。
当時は何となくその意味のなさに気付きつつも、見て見ぬふりをしていました。
気乗りしないまま指差呼称をし、朝からさらに無気力感を高めていたかもしれません・・・。