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5/18の日記

でーっかいハンバーガーを食べた。

ハンバーガー=ジャンクフードと信じて生きていた学生時代、この店のハンバーガーを食べて仰天したものだ。

まずパンが違いますやん。

いや、そもそも「パン」という呼称自体が間違っていた。そこにあったのは表面がパリッと焼かれ、具材の水分を吸ってなおもっちりとしたバンズ。そう、バンズ。何それ。聞いたことない単語やん。

具材は肉汁をしっかりと湛えた、肉の旨みぎっしりのパティ。ジューシーな厚切りトマトと甘くソテーされたオニオン、あっても困らないけどなくては寂しい、爽快感を与えてくれるサニーレタス。パティの味がしっかりしてるので、ソースはマヨネーズだけかな?


とにかく、一口噛むごとの満足感が高い。

全体的に分厚く、かつバンズが噛みごたえのあるタイプなので咀嚼に時間がかかるハンバーガーなのだが、バリッと音を立てる香ばしいバンズが、肉とトマトとたまねぎのジューシーさを吸い込み、徐々にもっちりとした食感を帯びていく。飲み込む頃まで鼻に抜け続ける、ケシの実の香ばしさもたまらない。あんまり口内で起こってる事を事細かに想像するのも気持ち悪いかもしれないが、とにかく噛み締めるごとに美味いのだ。これを食べて、私は初めてハンバーガーを「料理」と認識できた。


まあわあわあ言うてますけども、でーっかいハンバーガーを食べている時、人はそんなややこしいことを考えれられないと思う。結局食後感でこう語っているけども、食べてる間は「え〜やば〜いおいし〜〜」しかない。馬鹿みたいに大口開けて小麦と野菜と肉をいっぺんに頬張り、爪先から頭のてっぺんまでアホになる。そういう食べ物だ。もしニュートンが林檎ではなくハンバーガーが落ちる様を見ていたら、万有引力なんて見つかっていないのだ。「え〜やば〜〜〜〜」っておもってるだけだから。


話はそれたが、とにかくこのカフェのハンバーガーが、思い出補正ではなく私の中で一番美味いんだということを再認識できて良かった。人にもガンガン薦めていこうとおもう。

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