2023年度 名古屋大 編入試験
2023年度名古屋大工学部物理工学科(合格)の体験談です。
名古屋大物理工学科は編入の情報が少なすぎる!!
主に名古屋大のことについて書くので、編入試験全般(勉強法を除く)について知りたい方は電通の体験談あたりを読んでいただきたいです。
9月27日 体験談がちゃんと必要な人に届くか怪しいのでZENPENさんのサイトにほぼ同じこと書きました。あれは私です。
いままで2023年って書いてたけど令和5年表記の方が一般的な気がするので今後統一します。
名古屋大 工学部 編入試験 概要
試験科目は数学・物理・化学・面接(&TOEIC または TOEFL)です。
以下過去問&令和5年度の試験についての感想を述べます。
試験会場は東山キャンパスのノーベル賞館の下の建物…?の講義室でした。
数学
大問が4つくらいあって、半分超簡単、半分難しいくらいです。
それでも数学得意な人ならちょちょいのちょいです。
しかし!!!!今回の大問1はクレイジーであった。
直角三角形の内部の点から各頂点までの長さを求める問題が出ました(小問が誘導)。高専の教科書は図形の問題がほぼ載っていないので完全にノーマークでした。
そのほかの問題も微妙な出来だったので1時間目にして試験を捨てかけましたが、解答回収のときに周りをみたら「あれ…大問1って選択問題だっけ???」と錯覚するくらいみんながみんな真っ白解答だったので、やっぱり誰もできなかったみたいです。ちょっと安心しました。名古屋大で図形の問題がでるかもしれないからという理由だけで図形を勉強する必要はないかな...と思います。
来年から図形の問題がでるかどうかはわかりませんが、もし完全に初見の問題がでても、周りの人もきっと初見だろうと信じ希望を捨てないようにしましょう。
完全に蛇足ですが、名古屋大の問題用紙は小問番号が振ってあります。つまり一問の解答スペースが限られている。結構広めにとってあるので書ききらないことはないとおもいますが、突然だとびっくりすると思います。
あと解答用紙一枚一枚集めるので回収に時間かかる。
あと表紙・問題用紙・解答用紙・計算用紙がホチキスどめしてあります。
なぜ太字にしたかって深い意味はないのですが、焦って爪の間ガッてやると痛いので気を付けてね~って話です。
物理
今年は非常に簡単でした。
大問1は坂の上から転がした剛体球の問題でした。エネルギー保存則や運動量保存則で解けます。
大問2は平成30年の三角形の導線を貫く磁束や相互インダクタンスを求める問題そのまんま&普通の形のコンデンサの問題(おぼろげな記憶)でした。
物理の特徴は、
質量や重力加速度が計算しやすい数値で与えられがち
&
単位書かせがち
&
過去問とほぼ同じ問題出がち
&
時々初見殺しの問題出がち
たとえば平成24年のバネの問題とかバケツの水面の問題とかです。
諦めず部分点稼ぎましょう!!
化学
時間が無かったので私は捨てました~~!!
化学があるので名古屋大を受験するのをためらっていたといっても過言ではありません。
年々有機化学の配分が増えていったので不安でしたが、今年はπ結合とか黒鉛の性質とか得意な分野が多めの有機少なめだったので助かりました。
時間なくても絶対におさえてほしいポイントは、
熱化学方程式
反応前後のエントロピー、エンタルピー、ギブス自由エネルギー変化
有機物の組成式を求める問題
これらはよく出てる気がします。
有機を捨てるのは得策ではありません。
面接
2日目は面接・口頭試問でした。
出願書類には「口頭試問: 受験票と一緒に詳細を提示」とありましたが、結局それ以上の説明はありませんでした。
とにかく口頭試問はあるとのことだったので、量子とか物性を聞かれることが気がかりでした。(説明できるほど詳しくはない)
結果、聞かれたことは
志望動機
興味のある物理の分野
入りたい研究室
卒研の内容
高専時代がんばったこと(私は英語の勉強って言った)
試験の出来→数学でできた問題を説明する
逆質問
併願校
軽く雑談
でした。若干専攻に絡んだ話はしたので、まったく口頭試問はなかったというわけでもないのでしょうが、鋭い指摘がピシャ!みたいな雰囲気ではありませんでした。
ちなみに形式は先生4人の個人面接で、ひとり20分の予定が25分になりました。物理工学科は受験者が少なく(去年度0人、今年2人)時間がたっぷりあるのでしょうが、受験者の多い航空などでは5分くらいで終わるそうです。
終始穏やかな雰囲気でした。
私は英語の話を自分から切り出したので聞かれませんでしたが、提出したTOEICやTOEFLの話はここでされるそうです。
なにを聞かれてもなんとか説明する意思がみられれば大丈夫だと思います。
どうでもいい小ネタ
試験が今年は8/3(水)~8/4(木) すなわち、平日
名古屋大周辺にはホテルがない
試験開始は9時終わりは15時半くらい(阪大の後だったので短く感じた)
面接が始まる時間はまちまち 受験者が多いと午後の部になることも
TOEICは原本を取り寄せて台紙に貼って提出
出願書類はネットからプリントアウト、受験料支払いはコンビニ(便利!)
結果発表後2週間以内に入学or辞退の書類を提出する
赤福は名古屋のものではない
名古屋の受験を最後に私の受験は幕を閉じました。
面接終了後は何をする気も起きず翌日の期末試験追試も散々な結果でしたが、受かってたし前期成績は赤点回避したので良し。
受験勉強・受験の注意点編に
つづく
かもしれない
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?