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あなたは、よく頑張ってるよ

はじめに

私(スズメ)はアラフォー。父は家におらず、母はスズメの気持ちのわからない人でした。今はメンヘラながら友人に囲まれて暮らしています。誰かの読みたいnoteになりたいという目標のもと、実話を元にフィクションを交えながらこのnoteを書いています。

朝から悲壮感

高校生の時、進路のことで親と意見が食い違って悩んでいた。この頃には、自分の心の病気には自覚があったので、学校の人間関係が壊れないよう、表には出さないようにしていた。しかし、その日はキツかった。母から「進学するなら絶対ここだ」と朝から強く言われ、自分に理解のない母へ悲しみでいっぱいになり、心の整理がつかないまま学校に到着した。きっと悲壮感に満ちた顔をしていたと思う。

クラスメイトの優しさ

高校は地元の進学校で、物わかりの良い子が多く過ごしやすかった。その日、最悪な顔で教室に向かっていると、廊下で同じクラスの運動音痴仲間の子と会った。すると突然その子が手を上げて「ドンガバチョ!」と言ってきた。なんのことかさっぱりわからなかったが「さあご一緒に、ドンガバチョ!」と言われ励まされていることが伝わってきた。元気に二人で「ドンガバチョ」と繰り返していたら、友人の優しさが嬉しくて涙がこぼれ、朝からぐちゃぐちゃに笑った。

よく頑張ってるよ

あの時、もらったメッセージは「よく頑張ってるよ」だったと思う。確かに「人生の終わり」みたいな顔は、10代の女の子がするものではなかった。友人から「その顔をしてる地点で、よく頑張ってるよ」と言われた気がした。そうなのだ、悲壮感にのまれた時に必要なのは褒め言葉だった。…よく頑張ってるよ、こんなにつらいのに。よく頑張ってるよ、鏡見てさ自分を褒めてあげて。よく頑張ってるから、安心してね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また、誰かの読みたいnoteになれるよう、頑張ります。

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