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確かに「旅路」w:読書録「勘定侍<七>旅路」

・勘定侍 柳生真剣勝負<七> 旅路
著者:上田秀人
出版:小学館時代小説文庫

このシリーズは母のお気に入り。
「夏休みにでも渡そうか」
と購入したまま積読になってたのを(発売は6月です)、ようやく8月に入って手に取りました。
…ま、通勤時間くらいでアッというまに読めちゃうんですけどw。


「旅路」という題名の通り、主人公は柳生十兵衛と柳生の里を目指して旅の空。
それだけじゃなくて、主人公を追って女2人が大阪江戸を往復、十兵衛の弟・左門に向けて家光が使者を送り出し(相次いで2名)…と東海道を行ったり来たりの1巻でした。
相変わらず面白いんで、いいんですけど。


シリーズを読み始めた頃は、時代的に「島原の乱」がポイントになるかな…とも思ってたんですが、そこはあっさりスルー。
家光の策謀から生じる「会津騒動」がこの巻で勃発するんですが、こちらも割と軽い扱いです。
これからしばらくは家光の命を受けた「柳生左門」の暴れっぷりが焦点かな。
ラストは「最終兵器、世に放たれる」って感じだしw、そこに飛んで火にいる主人公と十兵衛…って感じになってますから。


しかし相変わらず柳生宗矩と宗冬はピントがズレた感じ。
これはこのままのキャラで行くのかなぁ。


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