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「山下達郎」と「角松敏生」がプレイリストに入らないのは大欠陥w:読書録「『シティポップの基本』がこの100枚でわかる!」

・「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!
著者:栗本斉
出版:星海社新書(Kindle版)



最近、僕が聴くのは、大きく分けるとこんなミュージシャン・曲たちです。


①学生時代に聴いていたジャンル、ミュージシャン
洋・邦楽、ロック、ポップ、ジャズ、歌謡曲…ってあたり。
新譜も聴きますが、昔の曲を聴く方が多いです。(新譜、出せなくなっちゃった方も多いし…)

②最近、流行りのミュージシャン
洋楽も聴きますが、日本のミュージシャンの方が多くなってます。
星野源、ヒゲダン、あいみょん、米津玄師、YOASOBI、藤井風、yama…といったところでしょうか。
ミュージシャンから新譜を聴くケースもありますが、ストリーミングの新曲や流行のプレイリストから知ってフォローするケースも増えています。

③「ネオ・シティポップ」系の曲
「②」にも重なるのですが、Spotifyの専用のプレイリストをチェックするのが割と習慣化しています。
寝る前の読書時間とか、通勤時間なんかに聴くのは結構このプレイリストが多いですかね。



「シティポップは世界でトレンドになってる」
…と、やや眉唾っぽくもw、言われてますし、僕自身、「③」で聴くことが多くなってるのは体感しているところ。
「しかし<シティポップ>って何よ?」
ってのは前々からちょっと気にはかかっていて、それもあって、新刊で目についた本書を読んでみることにしました、



本書は作者が「これがシティポップ」と考えるアルバム「100枚」を、<勃興期><最盛期><再興期>に分けて、一枚ずつレビューした作品。
電子書籍で読むと、アルバムや曲から「Amazon Music」に飛べるようになってて、なかなか便利です。
(もっとも僕はunlimitedに入ってないので、機能は使えませんでしたがw。でもサブスクになってるのは確認できるので、他のサービス(今回はAppleMusicを使いました)でチェックできるのはありがたかったです)
チョイスされてるアルバムも、
「まあ、こうだろうな」
って感じ。
レビューを読みながら、アルバムごとに適当に何曲かチョイスしつつ、自分でもプレイリストを作ってみました。


ただし、「シティポップ」を語る上で重要なポジションを占める「山下達郎」がサブスク対応していないので、そこはポッカリ。(作者が「シティポップ」の原点としているのが、シュガーベイブの「SONGS」です。僕は割と違和感ないです)
第2世代を牽引した「角松敏生」もないので、プレイリストは大穴が開いちゃう感じにはなるんですけどね。



「シティポップとは何か」


作者の定義は、
「メロウでアーバンでグルーヴを感じられる」作品。
…いや、なんか赤面しそうw。


<かなり乱暴な言説ではあるが、シティポップはある種のファンタジーだと考えている。例えば、シャンソンを聴くとパリの街並みや石畳を想像し、ボサノヴァを聴くとリオデジャネイロの美しいビーチを思い浮かべるように、シティポップを聴くことで冒頭に書いたような摩天楼やリゾートや大人の恋模様の世界に浸ることができるのだ。>


きゃあ〜〜〜〜!
山下達郎が聞いたら吹き出すんちゃうか?


…とはいえ、なんといったらいいのか、僕にもわからんのですけどね。
まあ、そういう「っぽい曲」があるとしか言いようがないというかなんというか。
個人的には、
「部屋でじっくり聴くんじゃなくて、スマホで移動しながら聞いたり、読書や作業をしながら聴く曲」
って印象なんですが。


というわけで、しばらくは作ったプレイリストを車の中で聴いたり、通勤中に聴くことになると思います。
同乗する家族は嫌がるかもしれんけどw。


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#シティポップの基本がこの100枚でわかる
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