メディアへの告発と期待：読書録「書いてはいけない」

・書いてはいけない　日本経済墜落の真相
著者：森永卓郎　　ナレーター：芽守紘一
出版：フォレスト出版(Audible版)

森永卓郎さんの意見にはピンと来ないことも多いんですけど、Audibleの中にあったのでつい…
まぁ興味深く読むことはできました
賛同するかどうかは別ですけどね。

とりあえているテーマは3つ
ジャニーズ問題
財務省問題
日航機墜落問題
これらの点について自分の経験も踏まえて色々とコメントしながら、マスメディアが忖度することによって、その問題の本質を覆ってしまっていたと言う点を批判しつつ、ジャニーズ問題の経緯などを踏まえて、マスメディアに取り上げられることによって事態が急変することも期待している内容になっています


ジャニーズ問題については、もう今や誰もが知っている状況になっていますね、
まぁ森永さんも知ってたけど、そこに踏み込めなかったと言う点も反省を込めてコメントされています


財務省問題については、かなり幅広い視野があって、政権批判なんかも含めての内容になってるんですけど、まぁこれは1冊別の本を書いてらっしゃる位ですから…
個人的にはそういう側面もあるだろうなぁとは思いますが、そこまで陰謀論的なものなのかどうかと言う点については、自信が持てません。
まぁ経済政策について言えば
「経済を拡大させるための施策を打たなければならない」(増税で税収を増やすのではなく、経済が拡大することによって税収を増やすべき)
と言うスタンスであれば賛成です。
「アベノミクス」について言えば、そこが不徹底だったのがダメだし、消費税増税なんかやっちゃったのは最悪。
なんか森永さんは若干安倍さんには点数が甘いようですけど。


日航機事件については、正直言って判断できないです。
ただそのことによって日本がアメリカに脅されて、その後の失われた30年を迎えることになったと言うのは、陰謀論すぎるような気がするんですけど、どうでしょう
実態としてはもっとぐだぐだしたものがあるんじゃないかなぁっていうのが個人的な感覚なんですけどね。
まぁそこのところは何とも言えないっていうのが正直なところです
確かにブラックボックスが公開されれば墜落の真相を明らかになると言うのはありますが、それが日本の経済政策とつながっていたっていうのは、もう1歩陰謀を進めなきゃいけない話になりますからね。



語られる陰謀の内容については信じるか信じないかっていうのは人によると思います。
でも、これからの日本においては、経済を拡大させていく政策を多少の軋轢があっても進めていかなきゃどうにもこうにもならないっていうのは確かだと僕は思っています
人口も減って行くわけですから
そういう方向に舵を向けていくために、「陰謀論」を持ち出す必要はないんじゃないか/持ち出すのはマイナスの影響か多いんじゃないかっていうのが僕のスタンスです。

いや、もしかしたら、本当に隠された闇がそこにはあるのかもしれませんが…

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