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「ワクチン」が来ても、この状態は意外に長く続くかもしれないことを考えると…:読書録「デジタルネイティブ世代のニューノーマル 人生が動き出す妄想する力」

・デジタルネイティブ世代のニューノーマル 人生が動き出す妄想する力
著者:宮本香奈
出版:日経BP

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「デジタルネイティブ世代」っていうのに惹かれて、そこらへんの世代の「生活スタイル」が覗けるかな〜と思って衝動買いしたんですが…。
違いましたw。
比重は「妄想する力」の方。
まあメンタル面というか、「考え方を変えてみたら、チャンスがあるよ」って話でした。


・「日本」のモノやサービス、日本人のモラルや勤勉さは「米国」で評価されている
・リモートが常態化し、ITサービスや翻訳システムが進化している中で、海外起業のハードルはかなり下がっている
・米国の「失敗は当たり前」「褒める文化」は(行き過ぎな分もあるけど)参考にすべき


…って感じですかね。
「そうだよね〜」
とは思います。


まあ息子や娘を見てても、「なんか自分たちの世代とは違うなぁ」とは思いますからね。
とにかくITサービスやアプリ、ネット検索能力が高いし、新しいことを取り入れる心理的ハードルは低い。
本書にも作者のとこにインターンシップで来た人や、娘さんなんかのエピソードがありますが、近い感じです。
そういう人たちが、ちょっとメンタルを変えて、一歩踏み出せば…というのが作者の言いたいことなのかもしれません。


ポイントは「アフターコロナ」。
…というか、この状況がいつまで続くのか、それが去った後、どういう社会的な変化が訪れるのか。
作者は「もう戻れない」派ですが、僕自身は「そうかな?」って、やや疑念あり。
リモートワークも、さてどこまで…って、正直思うし。
「進めた方がいい」とは思ってるんですけどね。特に統治機能のデジタル化は。
ただ「ワクチン接種」が始まったと言っても、「打ったらすぐに昔の日常に戻れる」ってもんでもなくて、年単位でのコロナとのお付き合いは続きそうな雰囲気も。
そうなると、「もう戻れない」ってコトが否応なしに増えるかもしれません。
ここら辺の見通しも、そろそろ欲しいとこです。



そういう意味じゃ、「デジタル庁」に期待…ってのが一番かなぁ。
行政が進めば変わってくるところもかなりありますからね。
今のところ、期待7割・不安3割。
諦めたくはないんだよな〜。


#読書感想文

#人生が動き出す妄想する力

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