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暴走っぷりには呆れるけど、新味もあって楽しめます:読書録「森の捕食者」

・生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者
著者:アンドリュー・メイン 訳:唐木田みゆき
出版:ハヤカワ文庫

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「生物学者」というか、正確には「生物情報工学者」。
「生物学」のデータをベースに、IT技術を駆使して、「パターン」を導き出す…ってな感じでしょうか?
その「パターン」を連続殺人に…ってところが、このシリーズの「新味」です。


…とは言え、この主人公。
大人しくPCの前に座ってるタイプじゃない。
…どころか、色んなところに顔をだし、口を出し、やっちゃいけないことに手を出して、とんでもない行動に移ってしまう。
という、傍迷惑なタイプ。
読んでても、
「おいおい、なんでそんなことを…」
ってのが少なからずありましたw。


この「暴走」っぷりと、アイデアの「新味」のバランスをどう取るかによって、評価は分かれますかね。
僕はまあ、辛うじて「OK」…かな。
作者は有名なマジシャンでもあるようですが、物語の「見せ方」には達者なところがあると思いますよ。


翻訳は既にシリーズ2作目も出版されています。
さて、どうしようかなぁ。

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