圧倒的な<絵>の力!…でも話はここからw:映画評「DUNE 砂の惑星 part one」
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「DUNE」。
映画館で観たかったんですけどね〜。
いや、観るべきでした。
僕はヴィルヌーヴ作品は「ボーダーライン」「メッセージ」「ブレードランナー2049」を観てますが、とにかく「絵を見せる」力は頭抜けています。
SF作品である「メッセージ」「ブレードランナー2049」なんかだと、現実には存在しない想像上のデザイン物やクリーチャーを、とにかく圧倒的なリアリティで観客に提示してきます。
まあ、それを「見せる/魅せる」演出がある分、上映時間が長くなっちゃうってのはあるんですけど。
本作なんか、2時間半あって、それでも話は半分やもんなぁ〜。
(part twoの製作が決まって良かったですけど、ここで打ち切りになってたら「なんのこっちゃねん」です)
この作品の場合、リンチ版と比較されるのはやむを得ないでしょうが、ちょっと比較するのがはばかれるくらい、ヴィルヌーヴ版の出来はいいです。
「絵」は本当に圧倒的だし、キャスティングもハマっている。
アクションなんかも、「引き」が多くて凝ったカメラワークを使うわけじゃないんだけど、カッコよく見せる腕があるのは「ボーダーライン」でも証明済み。
ダンカン(ジェイソン・モモア)の帝国との戦闘シーンには痺れました。
欠点はまあ、「長い」っちゅうとこですかね〜。
(僕は割とリンチ版も好きなんですけど。スティングも怪演してるしw)
part twoは来年かぁ。
ほんと楽しみ。
それまで、原作を読み返そうかなぁ。
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