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まだそこまで怖くない:読書録「ゴーストハント1 旧校舎怪談」

・ゴーストハント1 旧校舎怪談
著者:小野不由美
出版:角川文庫

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そもそもは「十二国記」の新作(白銀の墟玄の月)読もうかなぁと思ってたんですよね。
ただ4巻もあるし、シリーズの流れもスッカリ忘れちゃってるし、じゃあ読み返すとすると、これまた沢山読まなきゃいけないし…
と逡巡してるところに見つけたのがコレ。
小野不由美のデビュー作。
ティーンズ文庫で出版されて(それで2、3作読んだはず)、その後リライト出版(これは未読)。
本作はそのリライト版の文庫化になります。


全7作。
途中でギブしちゃってるけど、そもそもがティーン向けだから読みやすいし、それくらいなら最後まで読めるかも。
…とこちらに鞍替えした次第ですw。


半分くらい忘れてましたが、キャラが勢揃いするあたりで、
「あ〜、こんなんやったわ〜」
と記憶が蘇りました。
惜しみなく、立ったキャラが1作目から勢揃い…ってのが本作の読みどころでもあるんですが、読み返してみると、結構キャラの扱いに格差が…。
色気巫女が大活躍(?)に比べて、破戒坊主は影薄いでしょうw。
ここら辺がまだ、こなれてないかな〜。


「怖さ」の方も、「屍鬼」なんかに比べたら、軽い軽いw。
今となってはラストの「返し」もちょっとパターン化してるかなぁ。
ここら辺、ティーンズ向けって感じですが。


じゃあ面白くなかったかというと、そんなことはなくて、一気に読んじゃいました。
リライトしても「ティーンズ向け」ってところは変わってないですが、これはこれでいいんじゃないかなぁ。
息子も娘も「ホラー」ギライなんで手にとるかどうかはなんとも言えませんが、中高生が読むには質の高い、良いエンタメ小説なのではないか、と。
「ホラー苦手」のおっさんが楽しめるくらいw。


一応、続きもボチボチ読もうかとは思ってます。
あんまり怖くなってきたら、やめるかもしれませんがw。


#読書感想文

#ゴーストハント

#旧校舎怪談

#小野不由美

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