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手焼きプリントの妙。

かれこれ1年近く前のことになるけれど、とある写真屋さんへのクラウドファンディングに参加したことがあった。その返礼品としてお店オリジナルのカラーフィルム1本と、現像サービスを返礼品としていただいた。

返礼品にはそのフィルムで撮影した画像を展覧会に出品する権利も含まれていたのだけど、残念ながら撮影のタイミングが合わず参加は見送らせてもらった。
せっかく手焼きプリントしてもらうのだからとふさわしい被写体を、と探し続けていたある時、そうだ空港なんていいんじゃないかと思い当たった。それで秋のある日に羽田空港まで出かけて撮影を敢行、その後現像とプリントをお願いしたのだ。

やがて戻ってきたプリントたちを見て驚いた。


綺麗&ノスタルジック!

北海道のゲレンデに滑りに行った時のように、自分の腕が3割増しくらい上がったと錯覚してしまう素晴らしさだった。

すっかり気を良くしてしまい、久しぶりにアルバムを買い求めてマイ・写真集を作ってみた。

透明フィルムシートをぺりぺりとはがして
写真を貼り付ける懐かしさよ


そして再びフィルムシートを元に戻すとき
どうしても気泡が残ってしまう歯がゆさよ


大満足。なんだかオシャレ写真家にでもなった気分だ。(依然錯覚中)


写真の世界もすっかりデジタル化してしまっていて、写真屋さんでも「ネガは要りません」とさらりと言える若者を見かけることもある。そんな時代ではあるけれど、やはりフィルム写真はプリントしてみなくてはもったいない。


写真屋さん、ていねいなお仕事をありがとう。
いい夢見させてもらいました。

ベタ焼きと共に

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