サービスに奇跡はない 「客力の磨き方」 レストラン予約編
はじめに
唐突にこんなことを聞くのには理由があります。
実はわたしレストランの予約というものが苦手で、嫌いでやりたくない作業のトップなんですね。下手すると毎日予約作業をする事になるので余計に嫌になるという…。
でも現実は美味しいものを確実に食べるには、予約しないわけにはいかないのです。それなのに予約の心理的ハードルが高すぎて、毎回予約で消耗するのでずっと悩ましく思っていました。
最近はネット予約という便利なものもあるのですが、全てのレストランがネット予約に対応しているわけでもないですし、当日になっての予約はネットではできなかったり、そして現実は全くネット対応してない店も少なくないですからね。
音声通話で電話をしないといけないレストランは、いざ電話をする段になって「この時間にかけて邪魔にならないかな」などの諸々が頭を駆け巡ってしまいまして、電話が嫌すぎるあまり予約しないで行ってしまうことに。
そうなると人気店であれば席がなく、予約なしで入れるような空いてる店は、ハズレ率が高かったりとわかり切った失敗をしてしまいます。
なので、この悩みを解消すべく思い切って飲食店の内部事情に詳しい人に、予約するときに「SUZUが疑問や悩みに思ってる様々なこと」を聞いてみることにしました。
お答えくださったのは、ミシュラン星付きレストランでサービス経験があって、ソムリエ資格もお持ちの黒ワインさまです。
黒ワインさまは、わたしの思い描くいわゆる「飲食店の内部事情に詳しい人」ですので、なんでも答えてくれそうな力強い味方です。
そしてこの記事は
〈サービスに奇跡はない「接客される技術」〉シリーズの企画であり
【客力の磨き方】レストラン予約編 としての立ち位置ですので
いったいどんな予約の仕方をすれば、良い客だと思ってもらえるのか?みたいな視点を織り込んでの質問になっています。
「客力」は磨いた方が充実した時間を過ごせますのでね。
だって楽しくレストランで食事をしたいのに、予約時から「嫌な客」って思われたら台無しよね?ってことで。
やはりいまって「客力」がとても大事だと思うのです。客だからと無駄に偉そうに振舞うことは野暮だと自覚し、あたらしい生活様式の中では客が自覚的に「良い客であろう」と客力を磨いていきたいなと。
それでははじまります。
客力の磨き方「レストラン予約編」
予約はするべきか?
予約はするべきです。楽しい食事の時間を過ごしたいと思うのなら、絶対にした方がいいです。しなくて損はあっても、して損はありません。
予約の利点って、もちろん確実に席に座れるということなんですが、もう一つ大事なポイントがあるんですよ。それは「店側がお客様を出迎える態勢が取れる」ということ。
一つの例を挙げますね。
予約なしに店を訪れた場合、他のテーブルの対応をしている中で来店対応をすることになります。そうするとテーブルへの案内、ファーストドリンクの提供が遅れてしまう可能性があるんですよね。
予約が入っていると分かればその来店時間に体を空けておくことができるんですよね。「19時に○○様がいらっしゃるなら今のうちに■■様の次のワインを尋ねておこう。■■様はいつも詳しいワインの説明を望まれるから今のうちに決めておけばそのあとは時間に余裕ができる」みたいなイメージですね。
予約は何日前に?
1ヵ月前が早すぎるということはありません。むしろ思い立ったその時に電話して予約を入れていただくのが一番です。
予約の取れないようなレストランでないのなら、1週間~3日前くらいまでに予約をしておくのが良いと思います。
早い分には全然かまわないのですが、逆に直前のご予約だと「苦手な食材やアレルギー」に十分な対応ができなかったりします。また、別の時に詳しく話しますが、席配置の配慮もできなくなるかもしれません。多くの場合、先にご予約下さった方を上席に案内するようにしますので。
こちらからお客様に上下をつけるわけにはいきませんから、早くご予約下さった方ほど当店への来店を待ち望んでいた方だと解釈して良い席から抑えていくことは実際によくありますね。
当日予約をする意味
当日であっても予約の電話はしていただいた方がいいです。
嫌ったりなんかしません(笑)。それよりもむしろお客様の満足度を下げてしまう可能性があるので、たとえ店の目の前にいたとしても電話をしてほしいんですね。
予約の電話なしに店頭に来てしまった場合、そこで立って待っていただくわけにはいかないので、たとえどのスタッフの手が空かないとしても席が空いていれば案内せざるを得ないわけです。
そうしたらウェルカムドリンクも聞けないまま座って待っていただくことになるんですけれど、周りが食事をしているのに座ったままというのは、こちらとしてもしのびないですし、なによりお客様自身がもどかしい気分になると思うんですよ。
いらっしゃいますね。それでも僕はレストランでの時間を良いものにしたい場合はテーブルでドリンクもないまま待つと言うのはお勧めしたくありませんね。
たとえば、電話をしていただければ「今ご予約のお客様で立てこんでおりまして、もしよろしければ15分後にお越しくださることはできますでしょうか?」とお尋ねします。15分違うだけで僕らの世界って変わるんですよ。
レストランサービスで一番集中しなければいけない時間って、最初のウェルカムの時なんですよね。スムーズに食前酒を用意して、料理のオーダーに誤りがないかを確認しキッチンにそれを通す。そこに一人分の人間と時間を取られるんです。15分後に来店してくださるだけでも、その間に他のテーブルをスタートさせられれば、これからいらっしゃるお客様を通常通りのオペレーションで進行できるようになるんです。
予約の電話をするタイミング
ピンポイントでここ、という時間帯を挙げるとしたらディナータイムが落ち着くころですね。ラストオーダーが21時の店であればその後くらいですかね。
さきほども話題に出ましたけれど、一つのテーブルを進行する中で一番気を遣うのが、来店直後なんですよ。逆にそれ以外の時間は基本的にはお料理を出すだけなのでコントロールがしやすい。つまり最後のお客様の食前酒を用意して料理が始まってしまえばあとは余裕ができるのでラストオーダー後、と考えていいと思います。
あと、閉店後はスタッフの意識が片付けモードに入っていることも多いので片付けに集中したいなあ、なんて気持ちもあります。もちろんこれはお客様には関係のないことなんですけどね。
その場合は思い立った時間で良いと思います。アイドルタイムだと休憩しているから申し訳ない……みたいにもしかして考えてくださる方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろ当日の場合は早く情報が欲しいです。
ホールのアイドルタイムと違って、キッチンはラストオーダーが終わったら先に休憩に入って、ディナーの少し前には戻ってきて夜の仕込みを始めるので、厨房スタッフが動き出すのはディナータイムより前なんですよね。その段階で情報を通しておいたほうが店全体が動きやすくなりますから、アイドルタイムだからと気にせず、すぐにお電話くださった方がありがたいです。
一番かけてほしくないのはランチタイムの最中。次にディナータイムの開始時間ですかね。
「忙しい時間帯にかけてくるなよ」という話ではなくて、ちゃんとお客様と予約の内容を確認する時間が欲しいんですよ。たとえば、常連の方で「いつも通りの進行でいい」、みたいな場合は時間と人数だけ分かればいいので短い時間でも打ち合わせはできるのですが、そうでない場合も多いわけです。たとえば苦手な食材があったりとかお祝いの席だったりとかした場合にこちらもいろいろと確認をさせてほしいことがあるんですね。
レストランが予約をする時に確認したいこと
一番確認したいのはアレルギーや苦手食材などですね。
たとえば「同伴者にアルコールが飲めない人がいる」という話があるとするじゃないですか。そんなとき、どのくらいのアルコールなら許容できるのかで料理内容が大きく変わってしまう場合ってあるんですよね。デザートにはリキュールを使うことも多いですし、アレルギーレベルでNGな場合にはデザートのソースを変えなければいけなかったりします。それも一人だけ変更するのか、テーブルの皆さま全員変更するのか。全員変えてしまえばもちろん店側は楽なんですけれど、アレルギー以外の方は通常のコース内容を召し上がりたくてアレルギーの方だけ変更するケースもよくあります。
ほかに確認したいこととして、「お祝いや会食で主賓が誰なのか?」などもあります。
たとえば「主賓は男性か。男性ならその方から料理をお出ししてもよいか」みたいなことを確認しておいた方がいい場合もありますよね。ちなみに何も言われなければ、僕なら基本は女性から出して最後のデザートでお祝いするときだけはその主賓に先に出すようにします。
(これは最初は女性から出すことでこちらがレストランの基本はちゃんとわかっているということをアピールするとともに、最後だけでも会の趣旨に沿った接客をしたいからですね。)
利用目的は実はサービス側が聞きたい情報の一つだったりします。今はネット予約でも「用途・目的」みたいな項目があることが多いですよね。ぜひ予約の時に伝えてほしいです。電話であれば「連れが誕生日でお祝いで伺います。楽しみにしています」くらいでかまわないので言っていただけたら。
たしかにそう感じる方もいらっしゃると思いますけれど、やっぱり教えてほしいですね。店側としては「誕生日なんでお祝いしてください!」くらいに甘えてもらってもいいんですが(笑)。
実はですね、来店目的って「席配置」にすごく大切な情報なんですよ。普通は予約が入った順に良い席から埋めていくことになるんですが、たとえば誕生日のお客様は隣同士にしないような配慮をするんです。すぐ隣で豪華なデザートが運ばれて「おめでとうございます!」みたいなことをされちゃったら、目の前のお誕生日の彼女が「ああ、あれが私たちのテーブルにも来るのね」って気づいちゃうわけじゃないですか。もちろん喜んではくれるでしょうけれど、なんだか興ざめしちゃいますよね。
ほかにも来店目的には「友達との会食」とか「接待」、「両親の顔合わせ」などがありますよね。女性が予約者で「会食」だと女子会のような雰囲気になるのかな、って考えたりするのですが、その横には「接待」や「顔合わせ」のテーブルはもっていきません。もちろんその日の予約状況によってはどうしようもならないこともありますが、できる限りのことはしたいですよね。
ネット予約ってどう思う?
店に行ったら席がなかった、はひどいですね(笑)。今はネット予約の方が店もありがたいのではないかなと思います。
今ってネット予約でもすごく細かいところまで店側が設定できるんですよね。予め聞きたい項目を多く決めておける。ネット予約のシステムが向上したので店側の設定した項目にきちんと答えてくれさえすればその方が手間が省けて助かるのは事実です。
ただですね……ネット予約で困ることがあって……
「デザートにメッセージプレートを付けられます。ご希望の方は15文字以内でメッセージをお書きください」っていう項目があったとするじゃないですか。これ、けっこうな割合で15文字超えてくるんですよ(笑)。それだと結局こちらから電話して「プレートに入りきらないので変えていただけますでしょうか」なんてお願いをしていました。
ちなみに電話予約の方がいい場合というのもあって、それは前日や当日予約のときですね。ただの会食で何も用意するものがないならいいのですが、アレルギーなどがあった場合に、用意できる食材が限られてきてしまってその了承を取っておきたいケースなんかがあるんですよ。嫌じゃないですか、お客様の側としても行ったら料理あんまり選べないとか。
基本的には必要ないと思いますが、僕が客として利用するときには、どうしても外せない食事のときだけはリコンファームを自分からしてますね。希望の食材とかワインとかあればなおさら。別に長く電話口で話す必要はないので「明日の18時で予約をしている○○ですけど、予定通りお伺いしますのでよろしくお願いいたします。お願いしていた鴨料理、楽しみにしていますね!」だけでいいと思います。
これ、予約を確認する以外にも別の利点がありまして、店側としてはリコンファーム入れてくださるほどのお客様って明らかにレストラン慣れしてるって分かるわけじゃないですか。当日のスタッフミーティングで「18時の○○様、そそうのないように」みたいなことになってスタッフの動きが一段と良くなります(笑)。
苦手食材について
苦手な具合にもよりますけれど、遠慮なくおっしゃってほしいですね。出されたものは食べなければいけないと思い込んでいるお客様がたまにいらっしゃるんですけれど、苦手なものなんて食べなくていいと思います。同じように「好き嫌いをたくさん言ったら子供みたいって思われるんじゃないか」と思うかもしれませんけれどそんなことはないです。せっかくのお食事なのだから美味しいと感じるものを楽しんでもらいたいです。
実は苦手なものをたくさん言っていただくより、むしろもっと困るケースがあるんですよ。
予約時には「トマトが苦手な友達が一人います」と伝えていただいていたお客様がいらしたんですね。女性4人のご予約でした。会食利用ではあったんですけれどちょっとした誰かのお祝い、くらいの会でしたね。それで当日いらしてから、トマトを外した状態の料理説明をしていたらその方から「あ、前菜のその食材もあんまり好きじゃなくて……」と。
まぁ前菜のバリエーションはまだあったはずだからとキッチンに相談して代替案を出したらまたその食材も苦手とのこと。よくよく話を聞いてみると「野菜・魚は基本ダメ。穀物系と肉以外ほとんど食べない」みたいな方だったんです。
もちろん生ハムとか出せるもので出来るだけお出しましたけれど、結局そのやりとりにキッチンまで何往復もして前菜を出すのにもお時間をいただいてしまいましたし、どうしても即席でできることというのは見た目や味のクオリティも下がってしまう。せめて予約時に「イモとか肉類しか食べない」と言ってくださっていればもっと楽しんでいただけるものは用意できただろうなぁと思うんですよね。
もちろん、できないことにはできないと言います。イタリアンにいらして「コースの中のパスタは食べられません」と言われても「それはさすがに無理です」となることは多いと思います。リゾットに変えるとかはできるかもしれませんが、当日の対応だとそれもできない可能性が増えてしまうわけです。
だから予約の時に遠慮なく苦手なものは伝えて欲しいんです。正確に伝えていただいた方が店ができることは増えますし、逆にどうしてもできないものに「できない」とお伝えすることもできるんですよね。実際に「ベジタリアンの連れがいるんですが全て野菜で対応できますか?」と予約時におっしゃっていただいたケースがありましたが、キッチンと相談した上でそれはできないとお断りしました。
せっかく数あるお店の中からお選びいただきお電話までいただいたのにそれをお断りするのはとても心苦しいのですが、対応できない店で無理に楽しもうとなさるより、むしろ対応がしっかりできるお店で楽しまれた方が結果的にお客様も幸せになるのでは、と僕は思うんです。
苦手食材とはちょっと違う話なのですが、言っていただけたら様々な対応ができるケースで意外と知られていないのがありまして。
妊婦さんがいらっしゃるときです。それを伝えてくださった場合は僕の方から「アルコールや生モノは控えていらっしゃいますか?」と伺っていました。男性はそうでなくても女性の方が敏感になっている場合って結構ありまして、「デザートに香りづけ程度で使っているアルコールは大丈夫ですか?」「前菜に少量だけ生のマグロを使っているんですが、変更いたしましょうか?」という打ち合わせはよくしていました。僕が働いていた店ではパティシエが気を利かせてデザートのソースからアルコールを抜いたものを特別に作ってくれていて、それを使ったこともありました。
どんどん言ってください。もちろん店によってはそういうのを不可にしている店もあるとは思いますが、店側の気持ちとしては食べたいものを食べてほしいわけですから大歓迎です。特に2~3日前、余裕を見るなら1週間くらい前に予約くださればだいたいの食材は用意できるので予約の際に言ってくださるとありがたいです。
これは何度か店に通ってからの話になるのですが、僕の場合はある常連のお客様が毎回同じリゾットを召し上がるので、「いつものリゾット、ご用意いたしましょうか?」とご予約の電話の時にこちらから聞いていました。お客様の好みが分かるという意味では食べたいものを言っていただいた方が店としても提案できることが増えたりしますから、遠慮なく伝えてください。
レストランで支払うお金の話
サービスする側としては必ず教えてほしいものではないのですが、不安な時は予約時に予算を伝えるのが良いと思います。実際、予算によってワインや料理の提案の幅が大きく変わってきます。
多分お酒を飲む方とそうでない方で予算設定って大きく変わってくるからだと思うのですが、予約サイトに出ている予算は結構あてにならないことが多いので素直に聞いてしまいましょう。
これは僕もプライベートでもよくする聞き方なのですが、「二人でボトル1本と食前酒も頼んで、だいたい3万円くらいとみておけばいいですか?」のように聞いてもらえれば。それがあまりに合わないご予算でなければその範囲内で楽しめるようにこちらも提案を工夫できるんですよね。もちろん当日になって「もっと良いワインが飲みたいな」と思っていただけたらそれを伝えてくださればいいですし。
すごくスマートな選び方だと思います。これはあくまで一般論なのですが「1人分のコース料理と同じくらいのワインをボトルで頼むのが店側の想定している予算」であることが多いです。そこに税と、店によってはサービス料がかかるのでそれらを加えた金額が店の想定予算と考えていただければ、あまりにかけ離れた予算を伝えてしまうというケースはなくなると思います。
店に入ってから「高いワインを提案されたらどうしよう」なんて不安になってしまうくらいなら、先に予算を伝えておいて当日は楽しむだけにした方が絶対に良い食事になりますから、ぜひ予算を伝えるというのも恥ずかしがらずにしてみてほしいなと思います。
理想の予約
やっぱりその会食を成功させたいっていう意気込みを感じる方でしょうか。もちろんご自身が楽しみたい場合であれば、ご予約者が目いっぱい楽しもうと思ってくださること。
レストランのスタッフってあくまで黒子なんですよね。できるのは「お客様の喜びのお手伝い」。ディズニーランドに行くのに1週間くらい前から「まずは何に乗って次にここでポップコーン買って……」みたいに準備するじゃないですか。ただ時間と席を抑えるだけではなくて、そういう準備をぜひレストランに予約する際にちょっとしてみてほしい。
つまるところ、ご要望をはっきり伝えていただきたいんですよね。「これが食べたい」「こうしてほしい」。そういうのって言い慣れてない方が多いと感じます。こんなこと言ったら失礼なんじゃないか、場違いなんじゃないかなんて思ったりして。
もちろんできないことには「できない」とお伝えすることもあります。ただ、僕ら店側は伝えられた情報の中でしか基本的には判断できないんですよ。同じお誕生日でも静かに祝いたいカップルもいらっしゃれば、すごく盛り上げてほしいおふたりもいるわけです。それを勝手に察して動くことはできないんです。
だから要望をどんどんぶつけてください。あと、まったく必須事項ではないのですが、個人的には「この料理を楽しみにしています!」とか「初めて行くので楽しみにしています」みたいなお気持ちを伝えていただけるとテンションが上がりますね。私たちも人間なので、お客様の心情に触れると嬉しくなるのはありますよね。
あとがき
これを読むとレストランの予約をめちゃくちゃしたくなりませんか?
わたしは今回教えていただいた「レストランが予約の時に客からあれこれの聞き出したい意図」を理解したからこそ、改めて「正しい」予約をしてみたくなりました。
レストランを楽しむ体験は、実は「予約電話をかけるところから」だったなんて、そりゃ予約した方が「食べる体験が抜群によくなる」に決まってますよね。
予約の電話すべき時間帯も大体わかったし。これなら苦手意識が少しずつ克服できそうな気がします。
さっそく年末のレストラン予約をしてみようと思いました。
みなさまも是非この記事を参考にして、客力高くレストランに予約の電話をしてみてくださいね。
あとひとつだけ。
いまはwith C0VID-19の世界線ですので、大勢で集まってワイワイガヤガヤ長時間の会食は推奨されておりません。
なので夫婦や恋人、家族となど少人数で静かに楽しみましょうね。
この注意書きポスターを読んで、察しないといけないのは「酔っ払って大声で長時間しゃべるな」ってことですからね。レストランで静かに楽しめるのも、いまや大人が持ってるべき客力のひとつでしょう。
そして、小池都知事も記者会見でこう言ってました。
これら「五つの小」を守って、外では静かに食事を楽しみましょう。
よく考えてみたら、高級レストランって、隣のテーブルとの間隔も元から広いですし、大声で喋る人もいないし、団体客が飲み放題で騒いだり、泥酔宴会していたりしませんし、こういう時代にこそ適した空間なのでは?と思ったりしました。
黒ワインさま、今回はどうもありがとうございました。またいろいろ教えてくださいね。
客力を上げていくシリーズはこちら↓
それでは、みなさまの次のレストラン体験が楽しくおいしくなりますように。
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