書記の読書記録#84「古代ギリシアの歴史」

伊藤貞夫「古代ギリシアの歴史」のレビューと読書記録

古代ギリシアの歴史 ポリスの興隆と衰退 (学術文庫)

レビュー

アルファベットの成立から古代ローマ占領までの，ギリシアの興亡を1冊にまとめた本。民主主義を考える上では外すことのできない，ポリスについての流れを中心に書かれている。

読書記録

＃ 1p3〜122
・ギリシア先史文明の発見：シュリーマン，エヴァンズ・線文字Bの解読：コーバー，ベンネット，ヴェントリス，チャドウィック・青銅器の出現：エーゲ文明・ギリシア人の定着・ミケーネ時代：ピュロス文書とクノッソス文書，諸王国の分立・ドーリア侵入，海の民の掠奪・暗黒時代，ポリスの成立・ホメロス「イリアス」「オデュッセイア」，口承詩・アルファベットの誕生・ホメロス的社会・アキレウスの楯・イタカの成立・ヘシオドス「労働と暦日」・ポリス民主政へ

＃ 2p123〜295
・地中海交易・ギリシア植民，デルフィの神託・重装歩兵戦術，密集隊形，騎馬と徒歩，平民層戦士の増大・スパルタ・メッセニアの併合・リュクルゴスの改革・鉄の規律，鎖国主義・貴族政ポリス，アレオパゴス評議会・キュロンの反乱・ドラコンの法・調停者ソロン・アテネ民主政の成立・重荷おろし・財産級政治・ペイシストラトスの僭主政樹立・クレイステネスの改革：10部族制，陶片追放・イオニア植民諸市，イオニア反乱・ヘロドトス「歴史」・スパルタ=アテネ連合・マラトンの戦い・テミストクレスの先見，クセルクセスのギリシア遠征・テミストクレスの決議・サラミスの海戦・デロス同盟・ペリクレス時代，エフィアルテスの改革・パルテノン神殿の建設・アッティカ悲劇・トゥキュディデス「歴史」・アルキビアデスのシチリア遠征・喜劇作家アリストファネス・デマゴーゴス・寡頭派政権・クセノフォン・ソクラテス・ミネルヴァの梟・大王の和約・テーベの興亡・マケドニア進出，コリント同盟・アイトリア同盟，アカイア同盟・ローマのギリシア進出

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