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書記の読書記録#793『量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために』

清水 明『量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために』のレビュー


レビュー

多くの入門書にある歴史順に進めるものとは異なり,いくつかの公理から始めるタイプの教科書。入門レベルでは厳しいが,一通り量子力学の計算をしたのであれば,本書が量子力学の体系を整理してくれると思う。


もくじ

第1章 古典物理学の破綻
第2章 基本的枠組み
第3章 閉じた有限自由度系の純粋状態の量子論
第4章 有限自由度系の正準量子化
第5章 1次元空間を運動する粒子の量子論
第6章 時間発展について
第7章 場の量子化―場の量子論入門
第8章 ベルの不等式
第9章 基本変数による記述のまとめ
付録A 複素数と複素ベクトル空間
付録B 行列
付録C 問題解答


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