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書記の読書記録#258「内臓の発見」

小池 寿子「内臓の発見」のレビューと読書記録


レビュー

内臓をめぐる美術史または医学史のエッセイ,軽く読める本だと思う。キリスト教図像学の内容を含む。雑誌「SPAZIO」連載の「身体をめぐる断章」のまとめ+書き下ろし。


もくじ

第1章 不信の手
第2章 剥皮人体
第3章 愚者の石の切除
第4章 子宮の夢想
第5章 目という神話
第6章 内臓―人体のモノ化
第7章 肝臓の不思議
第8章 体液の驚異
第9章 血液の神秘
第10章 心臓のさらなる神秘


読書記録

# 1p3〜71
・不信のサロメ・トマスの不信・イマーゴ ピエターティス・キリストの両性論・金羊毛皮・エコルシェ,剥がされた皮膚・愚者の石の切除・錬金術師,賢者の石

# 2p73〜146
・子宮の透視・聖母のエリザベツ訪問・フラスコの中の胎児・パラケルススの医学理論・目の力・運命の車輪,人生の車輪・ルドンの目・内臓の解剖・内臓を取り出して殉職・死物展示

# 3p147〜250
・縛られたプロメテウス・ヒポクラテスの体液病理説・4体液とその排出・万物は自然に帰る・メランコリー理論・瀉血・葡萄圧搾機としてのキリスト・グレゴリウスのミサ・心臓の誕生・愛の宗教・ハート型


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