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書記の読書記録#154「実践東洋医学 第2巻 生理・病態・治療理論篇」

三浦 於菟「実践東洋医学 第2巻 生理・病態・治療理論篇」のレビューと読書記録


レビュー

第2巻では,気血水と虚実に関係する病態と治療について扱われる。また漢方の副作用について,著者による調査記録が記載されている。具体例として取り上げられる方剤はいずれも重要なものである。


読書記録

# 1p3〜116
・気の機能:推進,温煦,防御,固摂,気化・気と血の働き:気は血を生じる,気は血を行らす,気は血を摂める,血は気を生じる,血は気を載せる・宗気と元気・営気と衛気・正気と邪気・祛邪法,扶正法・六淫:風(上,動,兼),寒(寒,収,凝),燥(燥,肺),湿(重,濁,粘滞),暑(炎熱,挟湿),熱(炎上)・表証と裏証:香蘇散・虚証:六君子湯,四君子湯,人参湯,芎帰調血飲,炙甘草湯

# 2p116〜199
・実証と虚証・防風通聖散と防已黄耆湯の鑑別・内生五変・半夏白朮天麻湯・寒証と熱証・安中散,真武湯・当帰四逆加呉茱萸生姜湯と温経湯の鑑別・黄連解毒湯・寒熱錯雑証・苓姜朮甘湯・実熱証と虚熱証・病期:表証から裏証へ,上から下の臓へ,実証から虚証へ

# 3p203〜290
・気虚,気滞,気逆・半夏厚朴湯・瘀血・活血薬・桃核承気湯,桂枝茯苓丸・痰飲・茵蔯五苓散・証の求め方・半夏瀉心湯

# 4p293〜379
・漢薬の分類・二味の配合原則・君臣佐使・用薬法・副作用:附子,甘草・標本緩急理論・小青竜湯・因人制宜,因地制宜,因時制宜・疎経活血湯・基本的治法


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