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書記の読書記録#147「光学」(ニュートン)

ニュートン「光学」のレビューと読書記録


レビュー

アイザック・ニュートンの主著のひとつで,光学研究の著作。1704年刊。

主な論証は「プリズムを用いた太陽の白色光の複合性」についてで,光学というよりかは色彩理論の先駆けとして重要である。後世への影響は大きく,中でもゲーテの色彩論との違いは現代でも意味を持っている。当時の実験科学についても窺い知ることができる。

解説よりメモ:
・デカルト,ボイル,フックなどの影響・プリズムを用いた太陽の白色光の複合性確立・光の変改説に対抗する新理論・英語で書かれた,実験による証明・後世への影響:ヘールズ「植物計量学」,ブールハーヴェ「化学概論」,ボスコヴィッチの原子論,フランクリンの電気理論など・ハートレーの色の知覚


読書記録

# 1p23〜116
・定義:光の射線,屈折性,反射性,均質光の色・公理:入射角と屈折角の比,焦点・色の異なる光は屈折性の度合も異なる・太陽光は屈折性の異なる射線からなる・不均質な射線の分離・望遠鏡の不完全さ

# 2p117〜261
・均質光と固有の色・色の複合・任意の灰色を作る・宇宙の全ての色・虹色の説明・天然物の永久色・薄層透明物質の反射,屈折,色・粒子の大きさ・屈折物質

# 3p262〜406
・厚い透明な磨かれた板の反射と色・光の射線の回折と色・いくつかの疑問


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