見出し画像

書記の読書記録#580『同志少女よ、敵を撃て』

逢坂 冬馬『同志少女よ、敵を撃て』のレビュー


レビュー

2022年本屋大賞受賞作,第166回直木賞候補作。

独ソ戦を舞台に,実在した女性狙撃部隊をモデルとした作品。作者の意図は以下に詳しい:


戦争描写のディテールは読んでいて楽しくなるもので,デビュー作ながらも直木賞候補作に昇るだけの実力を感じた。

しかしながら,本書から読み取れるメッセージ性はいかにも安易なものばかりで,歪んだ事実に対する想像力に欠けていると思う。


本記事のもくじはこちら:


学習に必要な本を買います。一覧→ https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1XI8RCAQIKR94?ref_=wl_share