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書記の読書記録#87「ギリシア・ローマ神話」

ブルフィンチ(野上弥生子 訳)「ギリシア・ローマ神話」のレビュー


レビュー

ギリシア神話・ローマ神話は西洋文学の至るところに出てくるので,その知識が必要になる。本書ではギリシア神話・ローマ神話の概要が一通り書かれており,知識とする分には良い辞書になると思う。


著者と訳者の情報についてWikipediaから引用。

トマス・ブルフィンチ(Thomas Bulfinch,1796年7月15日 - 1867年5月27日)はアメリカの作家。 "The Age of Fable" (『ギリシア・ローマ神話』)をはじめとする,神話・伝承に関する研究・著作で知られる。代表作は,神話・民間伝承の解説書である "The Age of Fable","The Age of Chivalry","Legends of Charlemagne" の三冊。これら三冊はいずれも,アメリカ人を対象に,イギリス文学を読む人のために ("for the reader of English literature") 書かれたものである。


野上 弥生子(1885年5月6日 - 1985年3月30日)は日本の小説家。夏目漱石の紹介で『縁』を発表して以来,写実主義に根差す作風と,理知的リアリズムとで市民的良識を描き続け,明治から昭和末期まで80年余の作家活動を行った。


本書のもくじ

第1章 概説/ローマの神々

第2章 プロメテウスとパンドラ

第3章 アポロンとダプネ/ピュラモスとティスべ/ケパロスとプロクリス

第4章 ヘラとイオ/カリスト/アルテミスとアクタイオン/レトと里人

第5章 パエトン

第6章 ミダス王/バウキスとピレモン

第7章 プロセルピナ/グラウコスとスキュラ

第8章 アフロディテとアドニス/アポロンとヒュアキントス/ピュグマリオン/ドリュオペ

第9章 ケユクスとハルキュオネ

第10章 ウェルトゥムヌスとポモナ

第11章 エロス(クピド)とプシュケ

第12章 カドモス王/ミュルミドン

第13章 ニソスとスキュラ/エコーとナルキッソス/クリュティエ/ヘローとアンドロス

第14章 アテナ/ニオべ

第15章 白髪のおとめグライアイ/ペルセウスとメドゥサ/ペルセウスとアトラス/海の怪物/結婚の祝宴

第16章 巨神/スピンクス/天馬とキマイラ/ケンタウロス/グリフィン,またはグリュポン

第17章 金毛羊皮/メデイアとアイソン

第18章 メレアグロスとアタランテ/アタランテ

第19章 ヘラクレス/へべとガニュメデス

第20章 テーセウス/オリュンピア競技/ダイダロス/カストルとポリュデウケス

第21章 ディオニュソス/アリアドネ

第22章 田園の神々/エリュシクトン/ライコス/水の神(ポセイドン/アンピリトテ/ネレウスとドリス/トリトンとプロテウス/テティス/レウコテアとパライモン/カメナ)/風の神

第23章 アケロオスとヘラクレス/アドメネスとアルケスティス/アンティゴネ/ペネロペ

第24章 オルペウスとエウリュディケ/蜜蜂飼いアリスタイオス/神話の詩人音楽者(アンピオン/リノス/タミュノス/マルシュアス/メランプス/ムサイオス)

第25章 史上の詩人/アリオン/イビュコス/シモニデス/サッポ

第26章 エンデュミオン/エオスとティトノス/アキスとガラテイア

第27章 トロイア戦争/「イリアス」

第28章 トロイア陥落/メネラオスとヘレネ/アガメムノンとオレステスとエレクトラ

第29章 オデュセウスの冒険「オデュセイア」/スキュラとカリュブディス/カリュプソ

第30章 パイアキア人/求婚者たちの最期

第31章 アエネアスの冒険/ディド/パリヌルス

第32章 下界/エリュシオン/シビル

第33章 アエネアスのイタリア到着(ヤヌスの門/カミラ/エヴァンデル/幼いローマ/ニヌスとエウリュアルス/メゼンティウス/パラス,カミラ,トゥルヌス

第34章 ピュタゴラス/シュバリスとクロトン/エジプトの神々(オシリスとイシス)/神託(トロポニオスの神託/アスクレピオスの神託/アピスの神託)

第35章 神話の起原/神々の像(オリュンポスのゼウス/パルテノンのアテナ/メディチのウェヌス/ベルヴェデレのアポロ/ラ・ビシュのディアナ)/神話の詩人(ホメロス/ヴェルギリウス/オヴィディウス

第36章 後代の怪物(ポイニクス/コッカトリスあるいはバジリスク/ユニコーン/サラマンドラ)

第37章 東方神話,ゾロアスター/インド神話(ヴィシュヌ/シヴァ/ジャッガーノート/階級制/仏陀)/グランド・ラマ/プレスター・ジョン

第38章 北方神話(ヴァルハラ宮殿の歓楽/ヴァルキリオル/トールおよびその他の神々/ロキとその子孫/トールが山の巨人に賃銀を支払ったこと/トールが槌を取り返したこと)

第39章 トールが巨人の国ヨーツンハイムを訪ねたこと

第40章 バルズールの死(バルズールの葬い/妖精/ラグメロックすなわち神々の終滅/ルーン文字/スコールド/アイスランド)

第41章 ドルイド(アイオナ)


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