書記の読書記録#183「ゾロアスター教」

青木健「ゾロアスター教」のレビューと読書記録

ゾロアスター教 (講談社選書メチエ)

レビュー

ゾロアスター教の興亡の歴史について書かれた本。思想についてはざっくりした解説となっている。世界史では，ヒンドゥー教やイスラーム教の影に隠れ主役を握る機会は少ないが，後世への影響は侮れない。

読書記録

＃ 1p16〜146
・古代オリエント時代，古代アーリア民族の時代，イスラーム時代・インド/イラン/ヨーロッパへの分岐・テュルク人の民族移動・アーリア人社会の3階級制度・ミスラ神，ヴァーユ神，ウルスラグナ神，アータル神，アナーヒター神・ザラスシュトラ・善なる神々と悪魔たち・死後の世界・救世主思想・呪術儀礼：ヤスナ祭式，浄化儀礼，通過儀礼，年中行事・パールスィーの分裂・ヒンドゥシュ，パルサヴァ，パーラスィーカ・大乗仏教への影響・アルメニア的ゾロアスター教・ヤズィード教・欽定「アベスターグ」：宇宙創生論，神話的歴史，教祖伝説・パフラヴィー語神学文献・アラビア語や近代ペルシア語への翻訳・拝火神殿・サーサーン王朝下での文化

＃ 2p147〜215
・ホスロー2世・アラブ民族の侵攻・宗教叛乱，アッバース革命・イスラーム改宗・イランイスラーム文化・ザラスシュトラ伝説・パールスィーへの継承・ザラスシュトラの幻影：プレトン，ニーチェ，シュタイナー，ヒトラー

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