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書記の読書記録まとめ

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今までに読んだ本についてのレビュー。 ブクログ:https://booklog.jp/users/9512a62a15b04973
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#数値計算

書記の読書記録#1057『数値計算の誤差と精度』

菊地 文雄『数値計算の誤差と精度』のレビュー レビュー数値計算の内容は入門的であり,後半に有限要素法がまとまっている。 もくじ第1章 数の表現と計算機誤差 1.1 数の表現 1.2 計算機誤差 1.3 数値例 1.4 誤差の確認法と対処法について 第2章 反復法 2.1 Newton法 2.2 連立方程式の場合 2.3 パラメーター依存問題に対する簡易Newton法 2.4 反復法の収束 2.5 ノルムの例 2.6 Newton法の適用例 第3章 連立1次方程式 3.

書記の読書記録#1035『Pythonによる数値計算入門 (実践Pythonライブラリ)』

河村 哲也・桑名 杏奈『Pythonによる数値計算入門 (実践Pythonライブラリ)』のレビュー レビュー数値計算の理論が簡単にまとまっており,さらにPythonのコード付きということで,入門書として使いやすい。 もくじ1 数値計算をはじめる前に 2 非線形方程式の根 3 連立1次方程式の解法 4 固有値 5 関数の近似 6 数値微分と数値積分 7 フーリエ変換 8 常微分方程式 9 偏微分方程式 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#1034『数値計算 (理工系の基礎数学 新装版 8)』

髙橋 大輔『数値計算 (理工系の基礎数学 新装版 8)』のレビュー レビュー数値計算の必要事項がよくまとまっている教科書。(本シリーズ共通だろうが)一部高度な内容が含まれている点を飛ばせば,初学者の良い基礎になると思う。 もくじ理工系数学の学び方  まえがき 1 数値計算へのガイド  1-1 数値計算  1-2 計算機による数値計算  1-3 計算量と誤差  1-4 数学的予備知識  1-5 アルゴリズムの書式  第1章 演習問題 2 方程式の根  2-1 方程式の根

書記の読書記録#1031『数値線形代数の数理とHPC (シリーズ応用数理 第 6巻)』

日本応用数理学会『数値線形代数の数理とHPC (シリーズ応用数理 第 6巻)』のレビュー レビュー線形代数の応用として,コンピュータで線形代数の問題を解くために必要な知識がまとまった教科書。後半はスーパーコンピュータへの適用を見据えた並列化の解説などを含む。 もくじ第1章 連立一次方程式の数値解法 1.1 直接法 1.2 反復法 第2章 固有値・特異値問題の数値解法 2.1 固有値問題の数値解法 2.2 特異値問題の数値解法 第3章 最小二乗問題の数値解法 3.1 直

書記の読書記録#933『統計的データ解析のための数値計算法入門 (統計ライブラリー)』

岩崎 学『統計的データ解析のための数値計算法入門 (統計ライブラリー)』のレビュー レビュー統計学に即した数値計算を取り上げた教科書で,極値計算,数値積分,モンテカルロシミュレーションを含む。数値計算の活用を学習しつつ,数理統計学の復習もできる。 もくじ第1章 序章  1.1 データ解析と数値計算  1.2 関数とその微分  1.3 関数の積分  1.4 確率の基礎  1.5 統計の基礎   第1部 数値計算技法 第2章 関数の展開と近似  2.1 無限大と無限小のオー

書記の読書記録#928『わかりやすい数値計算入門』

栗原 正仁『わかりやすい数値計算入門』のレビュー レビュー高校数学の延長線上で,数値計算の手計算を行う教科書。ところどころユーモアを見せるところもある。 もくじ1 数の表現と誤差 2 非線形方程式 3 連立一次方程式 4 関数近似 5 数値積分 6 常微分方程式 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#887『数値計算 (応用数学基礎講座 (7))』

『数値計算 (応用数学基礎講座 (7))』のレビュー レビュー難易度は基準本と同じくらい(説明はやや浅め)で,ところどころ物理学への応用に向けた記述がより多く見られる。 もくじ1.計算機を使う  1.1 0S  1.2 ソフトウェア 2.誤 差  2.1 数字の内部表現  2.2 桁落ち  2.3 その他の誤差-近似式,近似入力  2.4 誤差の伝搬 3.代数方程式  3.1 二分法  3.2 ニュートン法  3.3 ベアストウ-ヒッテコック法 4.関数近似  4.1 多

書記の読書記録#884『よくわかる数値計算―アルゴリズムと誤差解析の実際』

佐藤 次男,中村 理一郎『よくわかる数値計算―アルゴリズムと誤差解析の実際』のレビュー レビュー数値計算の数理についての教科書で,基準本との比較をいくつか以下に示す: ・連立方程式の解法で共役勾配法が追加 ・固有値問題が追加 ・実装例はなし もくじまえがき 第1章 数値計算と誤差 1.1 整数型データの内部表現 1 1.1.1 整数型データの内部表現 1 1.1.2 整数型の計算誤差の例 4 1.2 浮動小数点型データの内部表現 6 1.2.1 浮動小数

書記の読書記録#882『数値計算 (理工系の数学入門コース)』

川上 一郎『数値計算 (理工系の数学入門コース)』のレビュー レビュー数値計算の実践に特化した入門書で,本書で登場するアルゴリズムは最低限実装できるべきだろう。ひとまず本書を基準に他書との比較を考えていく。 もくじ理工系学生のために はじめに 1 数値計算と数値 2 数値計算の手順とPAD 3 非線形方程式とニュートン法 4 連立1次方程式 5 数値積分 6 常微分方程式 さらに勉強するために 問題略解 付録 本書の主な数値計算プログラム 索引 本記事のもくじはこち

書記の読書記録#593『線形計算の数理』

杉原 正顯,室田 一雄『線形計算の数理』のレビュー レビュー数値計算のうち行列演算について詳しくまとめられた教科書。アルゴリズムから収束性まで網羅。 もくじ第1章 線形計算の予備知識 第2章 連立1次方程式 I :消去法 第3章 連立1次方程式 II :反復法 第4章 連立1次方程式 III :共役勾配法 第5章 最小2乗問題 第6章 直交行列による基本変換 第7章 固有値問題 I :一般行列 第8章 固有値問題 II :対称行列 第9章 特異値分解 本

書記の読書記録#516『数値計算講義』

金子 晃『数値計算講義』のレビュー レビューFORTRANとC言語による数値計算の実装がメインで,言語の計算上の仕様についても触れられている。 もくじコンピュータとプログラミング 計算機が扱う数の常識 級数の和と打ち切り誤差 数値微分 数値積分 2分法とNewton法―非線形方程式の一般解法 関数の作り方 行列の計算(1)―2次元配列と消去法 微分方程式の解法―初期値問題 複素数の取り扱い―フラクタル図形の描画 行列の計算(2)―反復法と固有値の計算 偏微分方程式の数値解

書記の読書記録#426『数値解析入門』

齊藤 宣一『数値解析入門』のレビュー レビュー数値計算の理論を扱った参考書で,線形代数,関数解析,フーリエ解析,微分方程式の応用のテキストとも言える。 もくじ第1章 数の表現 第2章 連立一次方程式と行列の分解 第3章 連立一次方程式と行列のノルム 第4章 非線形方程式 第5章 固有値問題 第6章 関数近似 第7章 補間と積分 第8章 常微分方程式の初期値問題 第9章 連立一次方程式とクリロフ部分空間 本記事のもくじはこちら: