「筋肉痛の友」
【プレゼント】
12歳の時
ローラーブレードと言う
ローラースケートの発展の物を
誕生日にプレゼントされた。
このローラーブレードは
ローラースケートと違い
タイヤが4個付いてるが
縦1列に並んでる。
アイススケートの
タイヤで走る感じの物で
ローラースケートより難しい。
ε-(ノд`; )フゥ…
俺は
当時自転車を持ってなくて
母親から借りないと遠出できず
色々と面倒くさかった。
しかし母親は
自転車を高いから買ってくれず
自転車より安い
ローラーブレードを買ったという。
しかし俺は
ローラーブレードが
自転車と同じ役割になるとは
とても思えない。
それどころか
使う場所が限られてしまい
街中で走り回る訳に行かず
母親の感覚のズレになげいた。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
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【練習開始】
母親は
俺にローラーブレードをわたす時
「練習すれば自転車より早く
走れるから良いでしょ」と言う。
この時俺は
色々言いたい事があったけど
誕生日プレゼントだから
何も言う事が出来ず貰っておいた。
俺は
ローラーブレードを
使う気が全くなくて
全然欲しいと感じてなかった。
しかし貰ってしまった物だから
きちんとできる様にならないと
いけない気がしてきて
とりあえず練習をし始める。
練習場所は
家から歩いて10分位の所にある
荒川土手で練習をした。
( ´ー`)フゥー...
当時ローラーブレードが
流行ってた時なので
荒川土手に行くと
数人練習してる人に出会った。
そして俺は
ローラーブレードを履いて
練習し始めてみた。
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
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【直進】
当時俺は
ローラースケートが出来たので
簡単と思い同じ感覚で始めたら
全然真っすぐ進めない!
それは
タイヤが一直線に並んでるから
足をまっすぐ前に向けないと
全然方向が定まらないからだった。
ローラースケートだと
タイヤが自動車みたいに
4個付いてて凄くバランスがよく
簡単に真っすぐ進めた。
俺は
必死にまっすぐ進もうと
足を左右にふらつかせながら
前の方向に力で向けて行った。
しかしそれでも
簡単に左右にふらつき
全然真っすぐ走れず
コツをつかめない。
だからと言って俺の知り合いで
ローラーブレード持ってる子は
全くいなくて誰にも聞けない。
(;д;)グスン
仕方ないので俺は
力を抜いてバランス感覚で
まっすぐ進む練習をしてみた。
ε-(ノд`; )フゥ…
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【1人の特訓】
すると
まっすぐ進む事が出来ないが
ローラーブレード自体の
コントロールがしやすくなる。
なので俺は
このまま練習を続け
何とか頑張ってみる事にした。
しかしこの日は
結局まっすぐ走れず
帰宅時間が来たので
帰る事にした。
そして次の日
朝起きると足が筋肉痛になってて
立つのも歩くのも大変。
(>_<)イテテ
この事を母親に言うと
シップをくれたので
それを張って学校に向かった。
学校で俺は
ローラーブレードを
やってる子がいないか探してみた。
でも結局誰も居なくて
誰からも教わる事が出来ず
1人で練習するしかない。
( ´Д`)=3 フゥ
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【友達】
この日も俺は
学校から戻ったら荒川土手に行き
ローラーブレードの練習を始めた。
ヾ(*´∀`*)ノ
しかし練習中
「出来る様になったからと言って
俺に何のメリットがあるんだろう」
そう感じてしまいなんかむなしい。
それでもとりあえず
せっかく始めた事だから
出来る様になっておこうと感じて
練習を続けてた。
そして数日後
俺が練習から帰ると
母親に新しい友達が出来て
家に連れてきてた。
俺がそのおばさんに挨拶すると
俺のローラーブレードを見て
「あら!あなたもやるのね」
そう言ってきた。
そして話を聞くとおばさんの子も
ローラーブレードをやるようで
「やる人誰も居ないから
友達になって」と言われた。
そして俺は
おばさんの家を紹介れされて
後日行く事になった。
(*ノ∀`*)ウフフ♪
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【猛特訓】
後日
そのおばさんの家に行くと
同級生の「信二」君と言う子を
紹介してくれた。
信二君も何故か
友達がいない様で
1人でローラーブレードをして
遊んでると言う。
そして俺は
信二君がどれほど出来るか
指導してやろうと思い
実際にすべってもらった。
すると
俺より遥かに上手にすべり
俺じゃ全然足元にも及ばない!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
この時俺は
完全に弱い立場になってしまい
信二君の指導の下
スパルタ練習をする事になる。
この日から俺は
信二君の家の路地裏で
みっちり練習させられ
しばらく筋肉痛の日々が続いた。
その後だいぶ出来る様になって
荒川土手に信二君と滑りに行くと
なんと!普通に滑れる様になって
教えてくれた信二君に感謝した!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
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