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映画の前に掃除

会社の仕事納めは12月28日ですが、先日女房が「27日の晩は友だちと女子会があるのでよろしく」とのこと。

そうか、27日は晩飯を食って帰る&あなたも外食で遅めに帰りなさい、ということだと理解しましたので、じゃあ映画を見て帰ろうか、と探すのですがあまり良いのがありません。とはいえ最初に見つけたのは
八丁座でやっている「キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク」

これが7時前から8時半なのでちょうどいいかなと思いましたが、今年はこういった発掘ライブみたいなのは、ジョージ・ハリスンのトリビュートとCCRのTravelin' Band: Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hallを見ているし、トレーラーを見る限り選曲は素晴らしいが、あまり映像がスッキリしないので、やめました。

そこで他の映画を探すと、ありました。
ヴィム・ヴェンダースの「PERFECT DAYS」です。

小津安二郎の生誕120年が2023年なので、BSで小津映画が結構テレビでやっていました。NHK-BSでも12月は、東京物語~お早よう~秋刀魚の味と毎週火曜日にやっていましたし、ETV特集ではヴェンダースが小津映画を語っていました。そう、この「PERFECT DAYS」の役所広司がやる主人公の名前は「平山」というのですが、これは東京物語などで笠智衆のやった役名「平山周吉」へのオマージュだそうです。

そうだこれに行こう、と時間を見ると夜は結構遅い時間なのです。
一番行きやすい映画館は 20時40分~22時55分 の上映。どうしようか…離れているけれど19時台のシネコンに行こうかとも思ったのですが、よく考えたら「PERFECT DAYS」の平山氏の仕事はトイレ清掃。
そうか大掃除には一日早いけれど、映画の前に早めに掃除して、それから行けばいいのか、と気づきました。
掃除した後に「PERFECT DAYS」を見に行くってなんかしっくりくるような気がします。

タイトル写真はもう10年くらい前に行った東京フィルムセンターでの「小津安二郎展」のセットの写真。小津氏は看板一枚一枚まで手を入れたそうですが、ヴェンダース氏も同様かと。楽しみです。


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