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ガラスが教えてくれたこと

先日の「落ちると速く進めることもある」という記事を読んでくださった皆様ありがとうございます。


今回も理科関連の動画から感じたこと、連想したものについてお話させていただきたいと思います。仕事柄、理科に関する動画をよく観るのでそこから感じたもの(無理矢理も含む)を皆様にお伝えしていこうというシリーズです。

前回ほど長くもないですし、内容としてはなかなか浅いですのでサクッと読んでいただければと存じます。

【水を差す】
① 濃いもの、熱いものなどに水を加えて薄くしたりぬるくしたりする。
② 口出しをして関係を隔てる。また、せっかくの感興をさます。邪魔だてをする。
コトバンク

ガラスにお湯を注いではいけないとか温めたガラスに水を注いではいけないなんてことを聞いたことがあります。

それを代わりにやってくれている人たちを見つけました。
オンライン授業で説明のために見せた動画です。炭酸水素ナトリウムを加熱する実験で試験管を傾けたり、加熱をやめる前にチューブを必ず抜くように伝える目的で見せてみました。

インパクトと音がちょっと大きいので音量小さめでみることをお勧めします。

https://www.youtube.com/watch?v=babjgXRL_EA

試験管内の空気が出切ったところで加熱をやめたので、試験管の中の気圧が下がっています。ビーカーに入った水の水面が大気圧に押されるのですが、その向かう先は気圧の低い場所になります。水が逆流して加熱部にあたると割れてしまいます。
試験管の口を下げる&加熱を止める前に水に入っている管を抜かないとガラスが割れてしまいます。(←ここテストで良く出ます。)

次はスーパースローでガラスが割れる瞬間を収めたものです。
1:45ごろからご覧になるとすぐに結果が見られます。

結構綺麗だなと思うのは自分だけでしょうか・・・。あとひび割れのスピードがとても速いですね。
創造には時間がかかるのに、破壊は一瞬ですね。

ガラスが割れてしまう理由としては、

○ガラスの熱膨張率
→熱を加えると膨張する。

○ガラスの熱伝導率が低くて周りに熱が伝わりづらいこと(フライパンに使われる金属は熱伝導率が高いので一部を加熱したらその周りも温まります)
→加熱部とその周辺で温度差ができてしまう

この二つがあるので、加熱部とその周辺でギャップが生じて、
温度差でガラスが割れてしまいます。

※耐熱ガラスは膨張率が低く設定されているので、周りとのギャップが普通のガラスと比べて生じにくい仕様になっているそうです。


この動画を見て、無理矢理日常生活に当てはめて考えたみたことを
「動画を見て感じたこと」としてお話します。

熱を帯びたアツい議論をしている時に、あまりにも温度差のある「水」を放り込むと何かが壊れる。

こんな感じに当てはめてみました。(無理矢理感が否めません。)

これは関係を切りたい人たちに対しては綺麗さっぱり関係が壊れて効果的かもしれません。

でも関係を終わらせたくない人たちには使わない方が良さそうです。

かなり強力に効きそうなので、用途に合わせて安全にご使用をお願いいたします。

特に、関係を切りたくない人に間違って使うことのないようにお気をつけください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。