友情について想いを馳せる夏
時の流れに身を任せて。
今年の夏は、小学生のときからの友人、Mと会える事になった。
2年ぶりかなあ。
(猛暑の中会う私達はちょっと変わり者かもしれないが。)
会う日にちを決め、場所やお店を決めていくうちに、今までの思い出が走馬灯のように駆け巡った。
私の場合、思いついたこと。格好悪い記憶のオンパレード。いまいち甘えてばかりの人生というか、反省しきり。
また、今の私は後悔ばかり。前向きになれない私がいるのだ。これは病気をした経験が拍車をかけている。今まで通りにはいかないものがどうしてもある。頭では理解しているつもりでも、中々気持ちがついていかない。
コロナの影響も大きい。とくに友人知人と会いづらくなった。私ってこんなにぼっちだったかあと再確認してしまった。
(今年は、コロナもだいぶ落ち着きをみせてきてくれたが。)
今年の夏は、個人的にはやっと、心穏やかになってきた年でもあった。
気持ちの区切りがついたというか。
ある種の諦めとこれからへの新たな期待も入り混じる。
そんな時期に、学生時代の友人に会えるのだから、嬉しい事この上ない。
ここで改めて、友情について考えてみた。
友情とは難しい。
ずっとつかず離れずでいるのは無理かもしれない。しかし、それはそれでいいではないかあと思う。
人間とは生き物だから。変わるだろうし。
ふと、昔からの友人に会う事がきっかけで、文学の名著を読んでみた。
タイトルそのままズバり「友情」。
思春期に読んだ方が良いとされる良著だが、私は卑屈な内容のような印象がして、その時期に敢えて読まなかった。
実際読んでみると、ナルホド〜若い頃はよくもまあこんな細かい事を気にするなあ?って?
恋についての著作としても有名なこちら。残酷なようでいて、こちらもふむふむと唸る。(皆さん、恋愛は大胆不敵?でいきましょう。ちょっと違うかあww)
ラストはその揺るぎない友情に圧倒された。若いうちに読んでおけば良かったかも。
人は変わる。それでいい。お互い寄り添える友情が続いたなら、尚いい。
2024年夏。人生色々だが、まだまだ希望を抱くおばちゃんの私、鈴木乃である。
Textby: SuzukinoAyako
編集:真央 →
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