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新築or中古リフォームorリノベーション?違うようで実は紙一重!

みなさんにとって「家」とはなんですか?
今住んでいる
これから買う
将来手放す
「家」といっても人それぞれ、人生におけるタイミングによっても随分違う意味を持ちますよね。
我が家にとっての「家」とは、無理なく維持していける住みかであり、同時に縛られたくないものでもあります。
このnote記事は、家族5人いまだアパート暮らしである我が家の「家探し」についてまとめていきます。
・リフォーム・リノベーションに興味がある
・新築だけにこだわらず家探しをしたい
・空き家に興味がある

そんな方は一度このnote記事を読んでから家探しをされてみませんか?
【新築・中古物件・空き家活用】
全く違うように見えるこれらが、トータルでみると実は同じようなものであるかもしれないのです。

一軒家購入の選択肢あれこれ

ひとことに一軒家購入といっても、その選択肢というのは実はとてもたくさんありますよね。
購入に際しては、その中からまずどういったものを購入するかを一番最初に決めると思います。
最初の我が家の「家購入」の選択肢は、
・新築一戸建て
・中古物件リフォーム
くらいでした。その比率も9割方新築かなと考えていました。
ところが、具体的に半年くらい動いてやっと土地も見つかって「さあ銀行へ行って融資の相談♪」というところで、私と旦那の未来予測がどんどんに向かっていったんです...。

新築一軒家購入に挑むも障壁が・・・

こういう状況って、案外家づくりあるあるなのかもしれませんよね。
自分の手元にその半分すらない金額の買い物をしようとしているのですから、尻込みすることも少なくないはずです。
我が家の場合、
「このままローンを払っていけたとしても、肝心の実生活が楽しいものじゃなくなるんじゃないか」
という、漠然とした不安に襲われたのです。

知り合いのつてで紹介してもらった工務店さんは、子供たちにも本当によくしてもらっていたし、妊娠中の私を気遣って何度も自宅まで足を運んでくださっていました。情も募っていきますよね。
しかし、情で土地を決めたり情で予算を上乗せしていくことはとても危険です。
当たり前のことなんですが、新しい家への期待と嬉しさが増していくとそういう現実が見えなくなるのが、家づくりの怖いところ
我が家の場合も、例に漏れず予算が上がっていったし、いい土地が出にくい地域だっただけに最後は「もうここにしときましょか」という感じの決め方になっていました。
ここで旦那が放った言葉、


「お金を払っていくのは工務店さんじゃなくて僕ら。いくら良い家が建てられたとしても、そこに少しでも無理があったら自分たちがしんどいだけ。工務店さんは建てた後の生活の保障はしてくれない」

これに私もハッとさせられました。

そして、この時点で不安に襲われて逆に良かったのかもしれません。
よく考えてみると他のハウスメーカーや工務店、建築事務所などに一切相見積もりを取っていませんでした。
もちろんそれは最初から割り切っていましたが、いざ冷静になってみると、建築条件のない時にわざわざ自ら条件付けてたな、という滑稽な構図が浮き彫りになりました。

家づくりで大切なことのひとつは「勢いで決める」ということです。
私たちは、進んでいた交渉を止めるという負の決断をきっぱりとやってのけました。

中古物件のリフォームは金銭的に有利なのか?

新築一戸建てはやはりどうしてもある一定の高金額がかかってきます。
その地域の土地単価でかなり違いは出ますが、
・インフラが充実していて
・ある程度の自然環境があり
・子育てに都合がよく
・高齢になったときも不自由なく暮らせる
などの条件に沿って探していくと安くはないです。
そこへ、広さの条件まで入ってくると?30〜40坪は最低でも必要であると想像できます。

また新築は、地盤調査を行いゼロから基礎を起こし、電気やガス、水道を引き、現地周辺環境のリサーチも必要になってきます。
私も見積もりを見てびっくりしましたが、この地盤を作るという過程が新築においてはかなり大きなウェイトを占めているんですね。
一番お金がかかるといっても過言ではありません。
というか、安くしてもらえる部分ではない、ということですかね。

だったら、資金的にそこを省ける中古物件の購入はどうでしょう?
現在、全国的に空き家が増えているのは明らかな事実です。
新たに土のところをコンクリートで固めてまで家を建てなくても、いまある家を手直しして新たに息を吹きかけてあげるというのも、現代にマッチした考え方かもしれません。

さらに、リフォーム会社もどんどん増えてきていますし、既存の建物といえども、自分の理想の家に近づけることも可能になってきているといえます。
政府の方針もまさに今、ストック型・ストック循環社会へと舵を切っています。
今後、この流れはさらに具体化し、スピードを上げて変化していく可能性が大きいでしょう。
そうなると、当然助成金や保証制度も確立していくだろうし、業界がもっと競合し合い、消費者にとってはメリットが多くなっていきますよね。

時代の流れに乗ったものは基本的にコスパがいいですしね。

我が家の【リノベーション】との出会い

新築の検討で見事砕け散った我が家。
その2年後、また懲りずに家を探し始めます。赤子も成長しました。幸か不幸か、長女も小学校に入学しました(笑)

前回の失敗をいい例として活用し、新たな主軸を立てて進んでいこうと決めました。
5年以上住んできたこの地域の住みやすさと友達との関係性も考慮したら、
「地区はここ以外考えられない!」
という強固な軸が確立してしまったのです。
あとは、必ず付きまとってくるお金問題です。
前回コケたのもここ。
だったら、分かり切っている手の届く金額を最初に出してしまって、それ以上は払えないと断言するというのはどうでしょう。
もちろん、自分たちに向けても。
・金額の透明さ
・住みたい場所が決まっている
この2点の軸があるというのは、家づくりを進めていく際かなり無駄のない動きが取れると思うのです。

こうして基盤が固まってきたと同時に、新築にこだわることを一旦やめました。
そして、地元の不動産屋さんにも条件に合う中古物件が出たら見せていただくようにお願いもしました。
リフォームフェアなるものにも積極的に出向くようになりました。

すると、引き寄せというのでしょうか、そのリフォームフェアでとってもいい出会いがあったのです。
それが「リノベーション」です。
「リノベーション」という言葉は聞いたことがありましたが、リフォームをおしゃれに言ってるだけ、くらいの印象でした。
以前、うちのポストにとても気になる建築会社のチラシが入ったことがあるんですが、その会社のブースを見つけて突撃してみると、まさにそこに「リノベーションのあれこれ」があったのです。

リフォームとは違って、中古物件を手直しするのではなく新しい価値を見出して生まれ変わらせる、変身させるのがリノベーション

という魔法のような響きを感じました。
「新築よりもこっちの方が魅力的」
そう思う人も多いのではないでしょうか。

我が家にとって、この出会いがとても大きな分岐点となったといえます。

価格差はない!自分がどの価値を選ぶかで決めるべき

部分部分を改装して標準仕様のリフォームをするのと違い、デザインや素材もおしゃれでスタイリッシュ、かつどこか懐かしい雰囲気も残しつつ全体が調和している素敵なリノベーション。
新築にも負けない良さがある家にまで価値を高めるとなると...、

お高いんでしょう??

そう思わずにはいられませんよね。
しかし、実際の価格はそこまで変わりません。
もちろんグレードにもよります。では何が変わらないのかというと、

⒈ 家主さんがこまめに手入れをしていた物件を少しリフォーム
⒉ 自然の流れで空き家になってもはや物件価値のなくなった家をフルリノベーション

地盤がどちらもしっかりしているとしたら、どちらが高額になると思いますか?
これ、意外と両者変わらない可能性が高いのです。

は多少高く買っても手直し程度で住めるかもしれませんが、テイストや間取りは自由度が低いです。そこを改造しようとするとやはりそれなりの金額はかかるでしょう。
は築年数が長いと格安で売られていますが、耐震装備もないし、シロアリ被害も心配になります。それを改善し、さらにほぼフルリノベとなるとそれなりの金額になります。

どっちもどっちやん!
フタを開けてみるとそういうことなんです。

で、自分はどれを選ぶ?
じゃないんですよ。
自分の好きな、大事にしたい価値がしっかりと決まっているなら、

結果どれになってもいいじゃない!!

ということなんですね。

まとめ【家づくりにはいろんな選択肢を取り入れよう!】

紆余曲折を経て、我が家は、条件を満たしている物件が出たら即家づくりがスタートできるところまで来ました。
ところがどっこい、キャンプに目覚めた我が家、ちょっと家づくりから家離れしている状況であるともいえます...。

家づくりは家庭内における本当に大きな事業です。
夫婦での話し合いもかなりしました。これが一番精神的に苦しかった...。だけど、避けられないことですよね。
1回1回選択して決断していくのは、ほかの誰でもなく私たちです。
既成概念にとらわれず、自分たちらしく楽しめたらいいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。


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