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あれは不思議な偶然からはじまった・・【子どもが教える学校物語1】

こんにちは、子どもが教える学校の鈴木です
小中学生の子ども達に、自分の好きなこと・伝えたいことを、大人にむけてプレゼンしてもらう、「子どもが教える学校」を運営しています

真剣な顔してますが・・子ども達と話すと、めっちゃ面白いんです

さてさて、子どもが教える学校も4周年ということで、このほど立ち上げ物語を書き始めることにしました 書こうと思ったきっかけエピソード0はこちら↓↓

4月になりましたね、「子どもが教える学校」を立ち上げてから4年が経ちました

4年前の今ごろは、ちょうど世界をコロナが震撼していて、子ども達の学校が前代未聞の休校になった時期でした

2020年3月

大人も経験したことのない先の見えない休校の中、「子どもが教える学校」は偶然に生まれました

そう、本当に「偶然」に

当時、わがやの息子は1年生

黄色いカバーをかけたランドセルは、終業式も迎えることなく終わりない春休みに突入しました

そんな息子も、この4月から6年生。私の身長はすでに抜かされてしまいました

時が経つのは本当に早い、特に子どもに関しては、、そんなことを実感している毎日です

さて、先日から連載を始めた「子どもが教える学校物語」エピソード1の今回は、ゼロからの立ち上げの物語を書いてみようと思います

「子どもが教える学校」は子ども達が自分の好きなことを大人に授業する、そんな学校です

そのコンセプトは今も1ミリも変わりません

その後、オンラインのプログラムは200名弱が受講、公立小での授業も含めると500名近くが受講してくれました

今思うと、あのコロナ禍の混とん期、目の前のことに必死だったから、出来たのかもなと不思議に思うほど 立ち上げの不思議な物語と、そしてこの学校の「存在」が誰かの勇気につながると信じて

エピソード1、そんな立ち上げの物語

・・・・・・・・・・・・

2020年3月

当時の私は、会社員の独立起業から4年、仕事もまあまあ軌道に乗り始めた頃でした

ありがたいことに、仕事は、コロナ前からオンラインで完結する環境を作れていたので、影響をほとんど受けずに働けていました

そんな中での突然の休校

息子は突然の休校を喜び、毎日、朝から晩までゲーム漬け
親である私は、罪悪感を感じつつもゲームに息子の子守を託す毎日

SNSの投稿では、いろいろとご家庭で工夫しているエピソードがあがってきていました

子ども達をZOOMでつないだり、今しかできないことに時間をつかったり、、、

休校というピンチも、使い方次第では、何か有意義な時間にできるはず!そう思いながらも、ずっと息子の習い事やコミュニティ作りに無関心でいた私には具体的アイデアなどなく、そもそも有用な情報を集める術も持っていませんでした

毎日朝から晩までゲームとYouTUBEで時間が溶けていく・・・

今でも時々思い出します、学校という行き場をなくし、これ幸いとゲーム漬けの息子、仕事に支障をきたすことなく毎日スムーズに働けている私

テレビを見ると、未知のウイルスが拡大し、日々更新される感染者数
今は我慢の時だという報道

まさに「混沌」

これまで、私の子育てが学校や学童にいかにおんぶに抱っこだったかを恥じ、言葉にはならずとも、何かできることをしたいという思いが沸々としていました

そんなある日、SNS上である友人の投稿が目に留まりました

当時、中学入学を目前にした6年生の息子くんが、小学生向けにZOOMを使ってセミナーをするといいます

「コロナ休校で偶然手に入ったぼくたちの自分時間」
「だからこそ、大人の言いなりじゃなくて自分たちの使いたいように時間を使おう!」

そんなインパクトのあるメッセージを掲げて、中学受験を通して自ら学んだ時間管理の方法を伝えるセミナーでした

書いていて、今でも感動がこみあげてきます

連日の暗いニュースが続く中、そのセミナーでは、子ども達の顔がZOOM画面にずらっと並び、みんな真剣に彼の言葉に耳を傾けます

小学校低学年の子の顔もたくさんありました

その光景は、大人がこのコロナ禍に慌てているすきに、6年生隊長の元に集う子ども海賊団さながら!最高にカッコよくて、愉快で、ワクワクしました!!

そして、私も、彼にインスパイアされたんです!!

セミナー後、彼のお母さんである友人に感動メッセージを送りました
そのメッセージに軽い気持ちでこうも書きました、本当に軽い気持ちで

「〇〇くんが、次にまたセミナーするなら、私、プレゼン教えるよ」って。

彼の思いと行動力に刺激を受けて、もっとプレゼン磨きたいなら、手伝うよそんな思いで。

自分で打ったそのメッセージを見て、その時ひらめきました

「あ!子ども達向けにプレゼンのセミナーをやろう!休校中だから普段学校では学べない授業をやろう!」

今思うと、これが子どもが教える学校の「最初の一歩」でした

子ども向けの企画経験ゼロ
プレゼンを教えた経験もゼロ

そんな私がひらめいた突拍子もないアイデアでした、でもこの瞬間、私もコロナ禍の子ども達にできることがある!そう思うととってもワクワクしたんです

そして、この一歩が、この日からさかのぼる事2~3年前、すでに私の中でひらめいていたとあるアイデアとも、ちゃんとつながることを後に知ります

「全部つながっている」

今、私が4年前のことを必死に思い出しながら、書いているこの記事もいつかの何かとちゃんとつながってるんだと思います

私は、「プランド・ハップンスタンス(=計画された偶発性)」というキャリアの考え方が大好きです

「キャリアの8割は、偶然の出来事に左右される」
「だからこを、偶然を自分のキャリアに変える努力をしよう」

本当にその通りだと思います、あの時、時代はコロナ禍。今までの正解がことごとく覆ったご時世だったけど、目の前の面白いことに食らいついていたら、私のキャリアは知らず知らずのうちに未知の場所に展開し始めていたのだから。

次に続きます

子どもが教える学校 鈴木深雪

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