見出し画像

楽しい授業〜社会編〜 K⑨

6年生の今頃になると、学習の内容がどんどん終わっていく。しかし、社会科の学習は最後まで続く。そんな社会科の学習の最後は日本と世界のつながり。日本はどのような国と繋がっているのか。その国はどんな特色があるのかを調べる。そんな内容。今回は、その1時間目・2時間目の授業についてである。

 1時間目・2時間目に共通していることは、アメリカ合衆国、中華人民共和国、大韓民国、サウジアラビアなど、日本と繋がりが深い国を知ることだ。1時間目は、どんな国と繋がっているか、2時間目は4つの国の詳細。それを”知る”時間である。ただ調べてもいいのだが、今回はクイズ大会を行った。1時間目は、輸入先、輸出先ランキングトップ5を当てるクイズ大会、2時間目は、首都、人口、面積、主な言語を当てるクイズ大会を行った。ルールは3つである。

①グループで相談して考える。

②教科書などで調べてはいけない。自分の経験などから考える。

③理由もしっかり考える。

この調べてはいけないが、理由も発表しなければいけないルールが子どもたちにハマった。ニュース、新聞、実体験などから考えることになる。子どもたちは喋る喋る。1時間目の時は、5年生の時の学習や、買い物の経験から考え、2時間目は自分の知識と他国を比較して考えていた。発表の時も大盛り上がり。別の班の理由を聞いて「なるほど」や「確かに」なんて相槌を打ちながら聞いていた。そして、結果発表。答えを聞いて喜ぶ者、驚く者、様々だった。ただ、これではただのお楽しみ会のクイズ大会にななるので、ここから学習へ。「共通点はなんだろう?」と聞いたり、「このデータから気づくことはない?」と聞くと。色々出てくる。そして、さすがもうすぐ中学生。「なんでなん?」という疑問が出てきたみたい。こちらとしては、しめしめという想いだった。

 行ったことはただのクイズ大会。しかし、視点や問いを考えるだでしっかり学びになる。こんな”楽しい”授業をたくさんできればいいなと思う。次はこの”楽しい”を”面白い”に変える必要がある。ここからが腕の見せどころと言われるところなので頑張って声をかけていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?