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なりよりも最初に H11

⑩(4月)
新しい年が始まる。
自分は何年生の担当なのか、誰と学年チームを組むのか、分掌は何を任されるのか、一体どんな子どもたちと出会うのか。ワクワク、ドキドキした気持ちは、次第に不安へと繋がっていく。めちゃくちゃストレスに感じる。そんなことはないですか?
僕は、毎年最初はめちゃくちゃストレスを感じている。

そこで、今年度からは、特にマインドセットを整えていこうと思っている。
教師として必要な要素、例えば授業力、指導力と言葉が思いつく。他にも、児童との相談力、面白いパフォーマンス力、教材研究のための知識量、場合によっては怒り力もあるかもしれない。自分は、これ以前に必要なものがあると思った。

一つ目は、児童観マインドセットである。
僕は、自分と出会う子どもたちは、自分より成長できる伸び代をもった有能な人たちだと思うようにしている。これまでに、このように学んできたからだ。
前の学年や主任からの引き継ぎは、重要ではあるが、児童を決めつけるものではないとはっきり思う。これよりも、この児童や集団、学年がもっと伸びるところがハッキリしていると思った方がポジティブに捉えることができる。ポジティブに捉えることのほうが、一年が明るく、楽しみに感じることができる。

二つ目は、職場マインドセットである。
そのままの振る舞いで受け入れてもらえるなら、気にすることない。だが、「お互い様精神」がある職員室で一年を過ごすには、気持ちの切り替えが必要だと思う。
日頃の授業や業務を自分の力だけで組み立てる、生活指導に悩むことはなく指導をすませる、提案書類に追われることなく処理する、風邪を引くことはない、出張で教室を空けることはない、先輩や主任、後輩に仕事を庇ってもらうことはないなんてことは自分にはできない。どこかで誰かの力を借りることで成せている部分がある。
これは、自分だけではなく、他の人にとっても同じではないだろうか。今度は自分が相手の相談にのったり、代わりに授業をしたり、提案してあげたりすることができるだろう。

まず、職場における考え方を見直し、マインドセットしてみるのはどうだろうか。

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