私と店長 3

私が大学3年生の5月から勤務しているバイト先の店長は、

私がこれまで出会ってきた「店長」の中で異質だった。

そんな店長と私のおしゃべり。

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「昔さ、大学に全然行ってなくてバイト三昧でさ。あぁ、留年確定だなぁって時期があったのね。
その時ちょうど年上の彼女と付き合っててさ、彼女は社会人でいろんな経験をしてどんどんステップアップして行ってて。
その時の俺は彼女を大切にしてた。一番大切にしてたかもしれない。送り迎えしたりとかしてあげたりしてたし。
でもさ、本当に大切に思うなら、俺がすべきだったのは送り迎えとかじゃなくてさ、
彼女に見合う男になるために努力するべきだったなって今は思うんだよね。大学にちゃんと行くとか、やるべき事はたくさんあったなぁって今になって思うんだよね。」

過去の後悔は、誰にでもある。
でも、それを口にする人はなかなかいない。
でも、せっかく話してくれたんだから、この話を聞いた私がこれをどう自分の人生に活かすかが重要だと思う。
私がいつか、この話を本当の意味で活かせた時、
今と過去の店長が成仏されるんだろうな。

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